携帯電話を使いこなそう

 最近、めっきり公衆電話がなくなりました。携帯電話が普及したためでしょうね。
 昔はコンクリート打設の最終調整に、無線を事務所に飛ばしたり、走って事務所に戻り電話したりしましたが、今は目の前で状況をみながら判断できます。便利ですね。
 二日酔いの日など、現場でゆっくり巡回(?)しようと思っているところに携帯電話が鳴って、上司から「すぐ事務所に戻って来い」・・という不幸もありますが、ともかく段取りに欠かせないものになりました。

 

   最近の携帯にはiアプリとかVアプリ、EZアプリなどといって小さなプログラムが入れられるようになりました。
 使用例としては、

・電卓ソフトを入れておき、現場での測量や数量計算に

・メモ帳に現場の数値を入れ、野帳代わりとして

・インターネット経由でWebサーバーに現場情報をまとめて入れ、必要に応じて見る

・100万画素超の携帯電話カメラで、工事写真(状況写真のようにあまり文字が必要ないもの)を撮影

・FOMAを利用し、テレビ電話で現場と事務所とがやりとり

つまり、昔の「現場監督必須アイテム」が携帯一つで足りるのです。これはすごいことです。

 無線 → 携帯
 
電卓 → 携帯の電卓ソフト
 
野帳 → 携帯のメモ帳
 
カメラ → 携帯のカメラ機能

 携帯電話を電話だけでしか使わないのはもったないですね。様々な機能をフル活用してはいかがでしょう。また、「これ以上の便利な使い方をしている」という方、ぜひ教えていただきたいと思います。

 とはいっても、個々の機能は専用機器・用品にはかないません。携帯電話のカメラは最近やっとオートフォーカスがついて、ズームも出始めましたが、少し暗いところでの撮影には向きません。フラッシュが小さすぎるからです。
 携帯のメモ帳もパソコンから転送できるのは便利ですが、絵はかけません。矢印キーだけでは難しいですね。野帳ならなんでもかけます。
 使える範囲を充分把握した上で利用すればとても便利だと思います。

 今後、携帯はますます発展していきます。そのうち、携帯があれば測量以外たいていの処理ができるようになるかもしれません。

 例えば、現場の材料に二次元バーコードを貼り付けておく。それを携帯で読み取ると、現場事務所のサーバーに問い合わせがいき、材料の値段や現場での使用箇所、設置時の注意点などが表示される・・個人的にはこのようなソフトがほしいですね。みなさんはどうですか。