建設業でのＣＡＬＳは、国土交通省を中心に展開されている電子入札と、電子納品を行うための仕組みです。簡単に言えば、書類関係を電子データ化し、再利用を促すことで効率化を図るものです。つまり、ＩＴなくして入札も納品もできなくなります。
実際の予定がどうなっているかというと
1998年 国土交通省CALS/ECアクションプログラム開始
2001年 電子入札運用開始
2004年 国土交通省直轄工事 全部、電子納品
2007年 県、市町村の発注工事 全部、電子納品
2010年 その他公共工事(ガス、電気等) 全部、電子納品
このように見ると、まさに今、ＣＡＬＳ真っ盛りといえます。
あなたの会社ではいかがでしょうか。平成１５年度の調査によれば、７割の会社が「発注者の動向に合わせる」と答えたそうです。
電子入札も電子納品も、仕組みとしてはそんなに難しいものではありませんが、いろいろな問題を抱えているのは事実です。次回からは、それぞれの仕組みと問題点をお話ししたいと思います。