前回に引き続きCMS(Contents Management System)を紹介します。最後は国産CMSの中での新しいものを選んでみました。新しいため、サイト例や情報を少ないですが、国産なので、日本のネット事情に即した機能がついているのが魅力です。
◆soy cms
http://www.soycms.net/
株式会社日本情報化農業研究所が提供している国産CMSです。HTMLほとんどそのままがテンプレートになるということもあるのかホームページ制作ソフトAdobe Dreamweaver との連携もできるのが大きな特徴です。前回お話ししたようにsoy shopと組み合わせることでECサイトを作ることもできます。
動作環境:PHPバージョン4.3.10以上
MySQL3.23以上
◆AD-EDIT2
http://www.adedit.net/
沖縄県産オープンソースCMSです。携帯サイトも同時に構築ができる小規模サイトを得意とするものです。スマートフォン対応もうたわれており、今後の発展が楽しみです。また、今まで紹介したCMSと違いPerlで動いているのも特徴です。
動作環境:Perlバージョン5.8以上
データベースは不要
◆pWebManager
http://www.pwebmanager.org/index.html
国産のオープンソースCMSです。静的なHTMLファイルで制作したページをそのまま適用することができるので一般のサイトから乗り換えや部分導入が可能です。
動作環境:PHPバージョン5以上
MySQL4.1以上
◆seezoo
http://seezoo.org/
株式会社音生が開発した国産CMSです。2011年1月にリリースされた新しいCMSですが、そのため、ページの直接編集やツールバー、バージョン管理など初心者でも使い勝手のいいような気配りがされています。
動作環境:PHPバージョン5.2以上
MySQL5.0以上
◆basercms
http://basercms.net/
2010年2月に安定版がリリースされた比較的新しい国産CMSです。携帯サイトはもちろん、スマートフォン対応もでき、メールフォームやTwitter機能など、他では標準でない機能が最初から組み込まれています。
動作環境:PHPバージョン4.3.10以上
MySQL4.1以上(なしでも動作可能)