TQC
読み方:ティーキューシー
正式名称:Total Quality Control
直訳通り、総合的品質管理といいます。品質管理を製造工程のみでなく、設計から販売、アフターサービスにおいてまで一貫した手法と目標の元で行う活動のことを言います。JIS (日本工業規格)用語では、「品質管理を効果的に実施するためには、市場の調査、研究・開発・製品の企画、設計、生産準備、購買・外注、製造、検査、販売及びアフターサービス並びに財務、人事、教育など企業活動の全段階にわたり経営者を始め管理者、監督者、作業者などの企業の全員の参加と協力が必要である。このようにして実施される品質管理を全社的品質管理(company-wide quality control、略してCWQC)、または総合的品質管理(total quality control、略してTQC)という」と定義されています。日本では、1960年代にQCサークルという現場職員の全員参加型の活動を通して、発展していきました。また、日本科学技術連盟(日科技連)が表彰する「デミング賞」は、大手ゼネコンを中心に建設業内でも取得している企業がありました。残念ながら、企業内活動が中心であるために顧客志向がなく、だんだん下火になってきたのも事実です。