EVMS
読み方:イーブイエムエス
正式名称:Earned Value Management System
直訳通り、出来高管理システムのことです。作業の進ちょくや達成度を人工等の統一的な尺度で金銭的に表現したものであるを使ってプロジェクトのコストやスケジュールを一元的な管理を行うプロジェクト管理手法のことです。現場監督の方はなんだそんなもの原価管理でいつもやっていることではないかといわれるかもしれませんが、他産業では意外とできていないことが多いようです。また、間接部門である総務・工務・経理等の部署ではこれらの管理はほとんどやられていません。例えば、小さい工事でも大きな工事でも同様の間接経費がかかっているいるにもかかわらず工事価格の比率だけで間接経費を計算している場合が多いと思います。この場合、小さな工事は手間がかかって間接経費が全体工事費に占める割合が大きいなんてことはわかりません。EVMSと前回お話したABMを利用して間接部門の出来高管理を行うとこれらが明確になるのです。こうすることによって、小さな工事のコスト的デメリットを明確にしたり、間接部門の非効率性を改善することができます。