WBS
読み方:ダブルビーエス
正式名称:Work Breakdown Structure
直訳すると仕事分割構造ですが、プロジェクト内での作業を分割可能な単位で細分化してツリー上に表す手法。工程の作成やコストの把握のために使用します。大きな特徴として、まず、成果物を決めて、その成果物を作るために必要な作業を洗い出していくという方法で全体を構築します。最小単位の仕事を「ワークパッケージ」と呼びます。このワークパッケージになるまで仕事を細分化します。建設業界では比較的自然にこのWBSは行われています。成果物としての建設物が明確なためです。しかし、時間がないために細分化が中途半端に終わりコストを明確にできない状態になっている場合が多いようです。コスト削減にはこのWBSはとても有効なのですが、全体を行うことはとても時間がかかります。そこで、まずは現場の中で一番重要だと思われる工事から適用することにより、少しずつWBSのデータを蓄積し他工事に展開できるようにすることが有効だと思います。