kintone

今回からは、ローコード、ノーコード開発ツールについて紹介していきます。

ローコード開発?ノーコード開発?

「ローコード開発?」「ノーコード開発?」と言われてもシステム開発を行ったことがないかたにはピンとこないと思いますので、まずは解説からします。

通常、システム開発にはプログラミング言語と呼ばれるものでソースコードを記述して、機能や画面の開発を行っていきます。言語は多くあり、最近知名度が高いものなら、Pythonで、C#,C++,Java,JavaScript,PHPといったところが有名です。コードとはコンピュータに対し命令を与えるためのデータ(文章)のことを言います。

エクセルのマクロもプログラミング言語の一部であり、Visual BASIC for Applicationsというマイクロソフト製品上でのみ動く言語です。

プログラムを書くためには、変数、配列、関数の意味、繰り返し処理や分岐の記載方法を覚える必要があり、なかなか大変です。そのために自社にあったシステムは外注するしかないといった状況が続いていました。

それを変えたのが、ローコード、ノーコード開発ツールです。ローコードは、少ないコード(記述内容)でシステムが開発できるもので、ノーコード開発はコードなしでシステムができます。

コード開発を知っている人からすれば、「そんな馬鹿な!」と思われることができます。私も初めて利用したときはその簡単さに衝撃を受けました。

kintoneとは

今回はその中でも最近、知名度があがっているkintoneを紹介します。CMも最近はあるので、知っている方もいるかもしれませんね。

kintoneはサイボウズ株式会社が提供している、Webデータベース型の業務アプリ構築クラウドサービスです。作れるのはWebアプリですが、スマホやタブレットに専用アプリを導入することでそのアプリから呼び出すこともできます。インターネットに接続していないと利用できない点は留意点ですが、多くの職場でその問題はあまり大きな問題にはならないと思います。

複雑な機能をもった基幹システムより、日報や簡単な売上管理といった特定の目的に絞ったシステム作りに向いています。感覚的にはPCソフトというよりスマホアプリといったイメージで想像してもらえるといいと思います。初歩的な部分だけなら、ノーコードで少し凝ったものをつくるならローコード、さらにがっちりつくるなら、普通のコード開発(言語はJavaScript)といった感じです。

まずは、どんなものなのか紹介サイトをのぞいてみてください。

◆kintone(キントーン)
https://kintone.cybozu.co.jp/

kintoneの公式サイトです。上部のメニューで「はじめての方へ」をクリックし、キントーンの仕組みを選ぶと概要がわかります。もう少し詳しい機能が知りたい方は機能のメニューでわかります。事例を見ると、企業がどんな使い方をしているかわかるので、事例を探すタブから自分の業種を選ぶといいです。

◆kintone(キントーン) – 資料・動画
https://kintone.cybozu.co.jp/material/

上記サイトからも行けますが、メニューが小さい字でわかりづらいので、別リンクで紹介します。機能や事例をパンフレットのようなもので見たい方はこちらにたくさんあるので、気になるものをダウンロードしてください。

◆kintone(キントーン) – 動画で学ぼう
https://kintone.cybozu.co.jp/seminar/ondemand.html

動画で見たい方はこのページに掲載されています。最初の2つが概要で、実際の操作画面については、下の方にあります。動いている状態で概要を知りたい方はこのページがお勧めです。

◆kintoneとは?実現できること・業務アプリの例もご紹介!
https://www.comdec.jp/comdeclab/kintone-cando/

kintoneの対面開発を行っているCOMDEC社のkintone紹介ページです。どんなことができるか、どのようにつくるかが概要ですが、わかりやすく、書かれています。詳細はページの途中にあるリンクをクリックしてください。

◆kintoneを入れるデメリットはあるのか?
https://www.r3it.com/column/demerit-of-kintone

ITベンダーのR3 Instituteが提供しているページです。あえて、メリットではなく、デメリットを記載している点がありがたいです。凝りすぎや作りすぎ等の問題が書かれています。

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