約20年を振り返る(建設業を取り巻くIT)

全体としてですが、1000回に達成したので、それぞれのテーマで今までの話について振り返りたいと思います。

今回は「建設業を取り巻くIT」です。

2004-2005年(K001-K029)

最初の投稿は、2004/5/14です。このころはCALS/EC(公共事業支援統合情報システム:国土交通省での呼び名)という電子入札、電子納品が国の発注は本格的になったものの都道府県、市町村はまだ浸透し始めたぐらいでした。

その問合せも多く、しばらくはその問題や対策をお話しながら、電子調達(材料業者や協力業者との電子商取引)まで発展させて契約全体の電子化を進めていました。OA化(事務所内の電子化)からIT化(現場も含む電子化)に移る最中だったと思います。

その後は少し経営者目線でのIT化として費用対効果や権限移譲といった話もいました。IT化はトップダウンのほうが効果が高いので、その点を考慮したお話をしたと思います。

2006-2007年(K030-K064)

この頃、同時に問題となっていたのはIT利活用の低迷です。電卓や手書き図面からエクセルやCADに対応するためには操作方法の習得が不可欠です。今風に言うとリスキリング(学び直し)ですが、当時は年配の方やIT不得手な方が「今更勉強するなんて」とIT導入に大きな抵抗勢力となっていました。

そのために教育や操作指導等の運用計画についてお話したり、セキュリティやホームページ作成(自社の公式サイト)を含むネット活用からシステム開発のポイント、自社内開発、IT活用の進め方など全社的に取り組むITについてお話しました。

2008-2010年(K065-K116)

そこからはIT利活用の前に業務改善が必要との話が多く聞かれ業務改善シリーズ(はじめかた、育て方、みせ方、はかり方)といったものや情報共有、見える化、ファイリングといった情報そのものの取り扱いについてお話しました。

2011-2013年(K117-K174)

システム化でよく問い合わせのあった原価管理の仕組みづくりについても1年かけて基本とポイントを説明しました。その後は久しぶりに電子納品や電子商取引の話をしたり、作業手順書のポイントといった現場が必要とするが全社でやるべき業務情報といった観点でお話をしました。また、消費税増税(5%から8%)に伴う契約関連の留意事項も問合せがあって特集を組みました。

2014-2016年(K175-K206)

システムも開発だけでなく、パッケージやサービス利用も増えてきて、改めて運用のポイントをお話しました。支援先で感じた資材の在庫管理の問題をきっかけに在庫管理や在庫低減についてお話をしました。このあたりは建設業というより少し汎用性のある話をしていたと思います。

2017-2018年(K207-K264)

システム構築が全社的な取り組みとなり、営業管理や財務管理の基本的な話や公式サイトの再構築、ネット戦略といったインターネットを活用した自社の認知度向上、集客、採用促進といった視点でのお話や技術的な話(つまりIT)もしました。

2019-2020年(K265-K290)

この頃からシステムの老朽化に伴うリプレース(再構築)の相談が多くなり、システムのモダナイゼーション(現代化)や今もキーワードとして使われるDX(デジタルトランスフォーメーション)の話を少し細かい話も含めて行いました。

2021-2023年(K291-K333)

DXに伴いというわけではないのですが、トップダウンとボトムアップの観点で経営改善と業務改善の関係性や注意すべき点を説明して、一体的に行うことが重要だとのお話をしました。最近はセキュリティ対策の話でITらしい話をしています。

建設業と言いつつ、全業種的な視点でお話をしているところもあり、情報技術を広い意味で捉えた話もちょっと外れているかなと思いながらも多くの人に役立ってもらえるとありがたいなと考えています。次回はまた、セキュリティ対策の話に戻って続きをお話する予定です。

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