ビジネスメール(その2)

 前回メールの特性と宛先の使い分けについてお話をしました。今日は自分の名前とメールアドレスについてお話をします。

■自分の名前とメールアドレスの設定

 みなさん、自分の名前とメールアドレスちゃんと設定していますか?大半の人は設定していますと言われると思いますが、中にはどこで設定するのか知らないよと言われる方もいます。自分あてに送ることはないので、なかなか間違いに気づかないようです。

 名前だけではなく、メールアドレスを間違えている方もいらっしゃいます。こちらの場合はうまく返信できないのでトラブルのもとになることが多いです。ただし、間違えている場合は大抵、未達でしたとのエラーメールが返ってくるので相手の方のアドレスミスがあることに気づきます。(初心者の場合、英語のエラーメールなのでビックリするかもしれません。相談されたことも何回かあります)

 注意しなくてはいけないのが間違えているのにエラーメールが帰ってこずに返信できたと思ってしまうことがあるということです。具体的に言うとA123@XXX.XXXなど社員番号などでメールアドレスができている場合、数字間違いでも他の社員に届くのでエラーがでないというケース(例:A123 ⇒ A132)があります。このような時は他の社員(例の場合だとA132の社員の人)が気付くまで連絡は届きません。実際に私自身も知らない社員からのメールを受け取った経験があり、番号ミスであることに気づいて返信したことがあります。

 また、プロバイダーによっては会員番号でメールが送れるために同様の可能性は否定できません。このようなトラブルがあっても相手は破棄するだけで、誰も未達に気付かないかもしれないのです。メールの未達はサーバーの不具合だけではないということを覚えておいてください。

 なぜ、こんなことになるかというと、送付の際には送付用のIDとパスワード(通常は受信用と同じ)を認証するだけで、別のところに記載されているメールアドレスはチェックされないで送信できるからなのです。(古いメールサーバーだとこの認証すらないもののあります)そのためアドレスが間違っても送付できるのです。

 さて、ではどこを確認・修正すればいいのでしょうか。それは、メールソフトによって名称が異なる場合もありますが、基本的にはアカウントと呼ばれるメールの接続設定を行うところに書かれています。最近よく使われているWindowsメールやWindowsLiveメールであれば、[全般タブ]のユーザー情報のところに書かれています。

 実はこの設定画面、メールを最初に使うときに出てくるもので初心者の方ほどわからないまま設定していることが多いようです。また、初期設定以外で通常見ることがないので、探すことも難しいというわけです。ここに書かれている名前とメールアドレスが正しいかどうかを確認してください。特に先ほどお話ししたように数字の組合せのようなアドレスの場合は注意してください。

 確認方法は自分自身に送付して、それを受信後返信してみることです。相手にどのようにみられるかがわかるので、メールを初めて設定する場合は必ず行うことをおすすめします。

 自分の名前に関しては、できるだけ漢字でフルネームで記載することをおすすめします。絶対ではありませんが海外とのメールのやりとりがない限り、英字の表記は迷惑メールと間違われやすいからです。

 また、自分の名字や氏名が割とポピュラーな場合は、会社名もつけることをおすすめしています。メールを受信した際に一目でどこの会社の方かわかるため、好評のようです。

 今一度自分の設定を確認してみてください。

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