公式サイト構築(再構築)(その19)

前回に引き続き、掲載内容の具体的な話です。今回は更新情報(不定期的に更新する情報です。

(d) お客様の声

これは多くの企業でも既に行われていると思いますが、施工した物件の施主様の感想を掲載できるのはとても有効です。いくら自社のよさを宣伝をしても、会社からである限り、閲覧者は一歩引いた目線で見てしまいます。しかし、実際に利用した顧客の声にはもう少し前向きに見てもらえます。

特にその声が自分たちの知りたいことであればあるほど、有効になります。例えば、追加工事や設計変更をした時の対応、道が狭かったり、近隣付き合いに考慮しなければいけない場合、どんな対応をしてくれるのかは非常に関心が高いはずです。

しかし、多くの企業は施工した建物の話や住んだ後、どうだったかということを中心に掲載しており、お客様が知りたいことに今一歩届いていないように感じます。

よくある質問といったページで、上記のような質問に回答しているケースもありますが、企業から発信した場合と顧客から発信した場合では印象が異なるのはいうまでもありません。

実際に現場監督たちは現場で様々な配慮をしており、そのことに施主も感謝した言葉を伝えていることがあるのですが、なかなか形にならないのは奥ゆかしいというよりもったいないと思います。

掲載する写真もできれば、施工物件だけでなく、施主さんが入ってもらえるとよく、さらに欲を言えば、施工担当者、営業担当者とも一緒に写っているぐらいのほうが閲覧する人への安心感・期待感は増すと思います。

また、アンケート等を掲載する場合は、できるだけ清書した電子データにするだけではなく、スキャナー・カメラで取り込んで画像として手書きの状態がわかるものがあるほうが望ましいです。

さらに、それに対して、施工担当者・営業担当者からのコメントが掲載されているとなおよいと考えます。なかなかここまでやるのは手間だとは思いますが、掲載するからにはできるだけ見る人にも掲載される人にも工事に関係した人にもよかったと感じる掲載を意識してください。

公式サイト内にとどまらなくてもいい場合はfacebookやInstagramを活用することでより多くの人の関心を集めることも可能です。ただし、複数のページを運営するのはなかなか大変です。担当者の負担や継続的に掲載できる内容があるかどうかを見極めてから始めてください。そのあたりが見えないうちは自社サイトに掲載することをお勧めしています。

(e) 社員の声

既にスタッフ紹介(社員紹介)や求人案内(採用情報)、スタッフブログ等を利用して、社員の人となりを紹介している場合はあえて掲載する必要もないかもしれません。

公共工事のように施主側の声を掲載しにくい場合に、社員の声という形で工事への携わり方やそこで得た話を掲載する例があります。掲載方法としては、お客様の声と同じような形になります。

多くの場合はスタッフブログを利用することが多いのですが、ブログ担当者だけの発言しか掲載されていないことがあるため、あえてほかの社員にもスポットを当てることのできるページを用意しているようケースです。更新頻度もブログほどにする必要がないので更新が難しい体制の場合にも使われています。

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