前回に引き続き、掲載内容の具体的な話です。今回は更新情報(定期的に更新する情報)です。
検索エンジン対策として、掲載内容がとても重要ですが、更新頻度や更新日を重要です。古い情報は意味がないわけではありませんが新しい情報のほうが現状をより表現していると解釈される傾向にあります。検索した人のニーズにより変わってくるとは思いますが新しいほうが望ましいことが多いです。
また、更新頻度も大切です。公式サイト公開時は週に1回程度更新されていたものが、数年としないうちに年に1回程度になり、いつしか更新されなくなったというのは見る方に企業活動そのものを心配される要因になります。
頻度的には月に1度を目標にして、最低でも3ヶ月に1回は何らかの更新があることが望ましいです。とはいえ、なかなか更新のネタが思いつかないというのが良くある相談事です。そこで今回はよくある掲載例をいくつか紹介します。
(a) 企業情報
前回までにお話ししたスタッフ紹介や求人情報、サービス紹介等固定情報で更新したタイミングで更新したことを告知します。トップページに更新一覧を表示し、そこから更新概要がわかるお知らせ(新着情報)ページにとんで、求人情報等の更新内容本体にリンクがある状態です。
見たい人は見れば新しくなったのがわかるから問題なのではと思われる方もいると思いますが、会社を俯瞰的に見た時に更新頻度がわかるページがあることが望ましいのです。
社長や幹部の交代といった役職の変更も重要です。公務員や大手企業であれば新聞等に掲載されますが、中小企業ではそういうわけにもいきません。せめて、公式サイトには掲載するようにしましょう。
また、売上や利益、受注件数など経営状況を告知しても可能な場合はできるだけ告知してください。公共工事に携わっている企業であれば公開されている経営審査事項で実情はある程度把握されています。会社案内や事業案内で年度単位で更新できる情報はできるだけ更新し、告知することをお勧めします。
おまけになりますが、公式サイト再構築によるページ構成(サイトマップ)の変化や新規ページの追加など公式サイト自体の変化も告知しましょう。
(b) 販促情報
民間でかつ個人が顧客の建設会社では定期的に販促活動を行っていると思います。しかし、残念なことにチラシを出しておきながら公式サイトになんの告知もない場合があります。
理想を言えば、チラシでは説明不足だった販促内容や工事内容をより詳細に説明できるページをつくり、誘導できるといいのですが、それが難しい場合は、チラシをPDFにしてネットからでも見れるようにしておきましょう。
年間の販促計画が立案できれば、お知らせを事前準備することができます。販促実施中は忙しいことが多いのでできるだけ事前準備をすることをお勧めします。もちろん、定例の販促であれば昨年度の資料を使えるので準備は最初の年以外は負担は少ないと思います。
また、イベントのような形で集客する場合は、イベント前、イベント中、イベント後といった形で数回にわたって掲載することでより認知度向上に貢献させることも可能です。
(c) スタッフブログ・社長ブログ
新年の挨拶や地域貢献の様子、事務所や現場周辺でのトピックスなど、業務に直接関係しないが、社長や社員の人となりを伝えることが新たな受注のきっかけになります。
特に工事担当者の人柄は工事関係者はもちろん、周辺住民の方にも影響を与えることがあります。少し作為的になるかもしれませんが、人となりを知ってもらうエピソード的なものを掲載するのもいいと思います。