UiPath

今回は、RPAツールの中で無料でありながら、いろいろなことができるUiPathを紹介します。

RPAとは

念のためにRPAを説明するとRobotic Process Automationの略でロボットのような手順の自動化ができるITツールです。一般的には複数の操作を記録し、再現できる機能やAIと組み合わせて画像変換やテキストからのキーワード抽出できる機能などがついており、人が行う複数ソフトの操作をまとめてできるようになっています。さらにタイマー設定やトリガー(動くきっかけ)設定で自動的に動かすバックグラウンド処理ができるものもあります。

従来は、データ連携が難しかった手書き文章の入力やオフコンのような古いシステムとの一括処理も実現できるようになっています。既存システムを変えずに、省力化できることから注目を浴びているツールです。

最近だと、RPAツールというとMicrosoft Power Automateを思いつく方が増えているかもしれませんね。Desktop版はWindows10以降で無料提供されるため、急速に利用者が増えていると思います。このコーナーでも2年半ぐらい前に紹介しています。

UiPathとは

今回はそれ以前に日本で無料である程度高機能なRPAを行ってみたいと思っていた方は、ほぼ一度は手を付けただろうUiPathを紹介します。

UiPathは、2017年に日本法人ができ、2018年には日本語化されて急速に広まりました。あとで紹介する「できるシリーズ」もほぼ同じタイミングで紹介されており、2021年にPower Autometeが無償提供されるまでは、これ一択といった感じで使われていました。

無料のCommunity Editionは、個人や学生だけでなく、250人未満のスモールビジネスも対象となっていたので、利用者が増えたのではないかと思います。

操作は簡単とまではいきませんが、プログラムを作成するよりはずっと容易にいろいろなことができます。特に複数のソフトの連携は、すごいと感心するばかりです。興味のある方はぜひチャレンジしてください。

◆UiPath
https://www.uipath.com/ja

公式サイトです。右上の虫眼鏡で「できるUiPath」と入力すると申込手続きは必要ですが、できるシリーズの2冊がダウンロードできるページに行けます。新しい方は「できるUiPath StudioX」のほうです。読むのをお勧めします。

◆UiPathアカデミー
https://www.uipath.com/ja/rpa/academy

きちんと勉強したい方向けの公式オンライントレーニングサイトです。RPA概論コースから順番に学ぶといろいろなことをできるようになります。日本語ですので、安心してみれます。時間が長めのが多いので、時間に余裕があるときに見ましょう。

◆できるUiPath
https://dekiru.net/article/17146/

できるnetのUiPathページです。内容的に少し古いですが、どんなことができるかが図説入りでわかりやすく書かれています。レッスン順に読んでいくとわかりやすいです。

◆【UiPath入門】UiPath製品、学習の始め方を初心者向けに解説
https://penrako.com/uipathintroduction/

エフペンさんのITブログにあるUiPath紹介ページです。全体概要からライセンスの種類、基本操作などをリンク先も含めてみると全体像がわかるようになっています。

◆UiPath – 完全自動化研究所
https://marukentokyo.jp/category/uipath/

小佐井宏之さんの完全自動化研究所が提供するUiPathの紹介ページです。ほかのRPAにも精通している方なので、丁寧でわかりやすいページが多いです。Uipath Community Editionのインストール方法と【初心者向け】5分でわかるUiPath Studioの使い方から始めてください。

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