今回はクラウドサービスの中でもちょっと変わったPOSレジサービスを紹介します。
POSレジというのはPoint of Salesができるキャッシュレジス
ターのことを指します。いわゆる買い物の精算時にバーコードを当てて商品番号を拾うことで、金額を算定し、支払料金を提示するものです。Point of Salesは販売時点情報管理と呼ばれているもので販売時に何がどれだけ売れたかがすぐにわかる仕組みということです。
ちなみにお金が入っている引き出しはドロワーといって一体になっていることが多いですが、今回のものは少し違います。
さて、クラウドPOSレジは一般的なPOSレジと違い、インターネットを利用することを前提としています。代わりにデータそのものはすぐにインターネットを介して、遠隔地でも共有できるので多店舗展開している企業や店舗と事務所が離れている企業にメリットがあります。
しかし、その最大の特徴はPOSレジを動かす機器がタブレット端末であることです。大手メーカーのPOSレジならば数十万以上していたのがタブレット本体、レシートプリンタ、キャッシュドロワー合わせても10万円ちょっとで導入できます。
さらにサービスそのものも無料のものもあり、ネット経由で不具合対応や新機能提供も行ってくれます。もちろん、タブレットならではの操作性の容易さから教育時間も短く、レジに不慣れなスタッフでもすぐに使えるようになります。
そのため、当初は小型店舗や移動店舗など通常のレジが設置できないようなところから普及して、今では大手でも利用しているところがあるようです。
建設業では関係なさそうな気もすると思いますが、地方の建設会社で地元名産の販売などを検討しているところもあり、初期投資を抑える点では知っておいて損はないと思います。
◆ユビレジ
https://ubiregi.com/
たぶん、この会社のサービスが初めだと思います。2010年からサービスを提供しており、2万店以上に利用されている老舗です。基本機能だけであれば、無料で始めることができます。オプション機能で様々なサービスとも連携できます。
◆スマレジ
http://smaregi.jp/
2011年からサービスを提供しており、3万店舗以上に利用されているそうです。こちらも基本機能は無料で利用できます。在庫管理もできるのは助かります。
◆AirREGI
https://airregi.jp/
リクルートが提供しているサービスです。こちらはなんと無料のプランのみです。といっても基本機能はしっかり充実していますので安心して使えます。そのせいかはわかりませんが、25万店舗以上に利用されています。2013年からのサービス開始です。
◆ラクレジ
https://flets.com/soho/rakuregi/
NTT東日本が提供するサービスです。2014年からのサービス開始です。料金はフレット光の利用者で月額3千円です。
◆Square POS
https://squareup.com/jp/pos
モバイル端末をクレジット決済システムとして利用できるサービスを提供しているスクエアが行っているPOSサービスです。決済がクレジットカードでその手数料として3.25%となっています。