閲覧ソフト

 電子納品や電子データ交換を行うにあたり、ファイルを閲覧できない、ファイルが開かないということがしばしばあります。
 所有していないソフトで作成されたファイルである、所有ソフトが古いバージョンで新バージョンのファイルに対応していないなどが原因です。

今回は、そのような事態に対応できるよう、無償で閲覧できるソフトのリンクを紹介します。通常、これら閲覧ソフトはビューワとかブラウザと呼ばれます。

 これらの利用で、閲覧が可能となるだけでなく、相手先に渡せば、あとは電子データだけで閲覧・印刷ができるようになります。電子データ交換の第1歩でしょう。発注者に閲覧ソフトを導入してもらい、こちらのファイルを未変換のままメールで送ることがありますが、協力業者にも閲覧ソフトを配布すれば、業者に負担をかけずに電子データを閲覧・印刷できます。電子メールのメリットは瞬時に大量のデータが送れることで、CADデータやA3サイズ以上の表などFAXでは送付しにくいものでも、品質を損ねることなく相手に渡せます。これは非常に重要です。

 有償ソフトでは、変換機能を有するものもありますが、今回は無償のものだけとし、皆さんがすぐに利用できるものを選びました。ぜひお使いください。

◆Word Viewer
 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=95e24c87-8732-48d5-8689-ab826e7b8fdf&DisplayLang=ja

 マイクロソフト社のワード(文書作成)閲覧ソフト。97,98,2000,2002,2003形式のファイルがどれも閲覧、印刷できます。

◆Excel Viewer
 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=c8378bf4-996c-4569-b547-75edbd03aaf0&DisplayLang=ja

 マイクロソフト社のエクセル(表計算)閲覧ソフト。97,2000,2002,2003形式のファイルがどれも閲覧、印刷できます。

◆PowerPoint Viewer
 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=428d5727-43ab-4f24-90b7-a94784af71a4&displaylang=ja

 マイクロソフト社のパワーポイント(プレゼ)閲覧ソフト。97,2000,2002,2003形式のファイルがどれも閲覧、印刷できます。
 多くの市販パソコンにはエクセル、ワードしか入っていないので、この閲覧ソフトは好評です。

◆Visio Viewer
 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=3fb3bd5c-fed1-46cf-bd53-da23635ab2df&displaylang=ja

 マイクロソフト社のビジオ(図面)閲覧ソフト。5,2000,2002,2003形式のファイルがどれも閲覧、印刷できます。
 IT関連企業の方は、しばしばこれでフローチャート等を作成しますが、相手先に閲覧環境がない場合があります。このソフトを導入することで解決できます。

◆一太郎 Viewer
 https://www.ichitaro.com/viewer/download.html

 ジャストシステム社の一太郎(文書作成)閲覧ソフト。一太郎Ver.2以降のファイルとマイクロソフト社のワード2003/2002/2000/98/97/95/6.0/5.0が閲覧、印刷可能です。
 ワードにも一太郎のを読込み機能はありますが、かなり書式が崩れるので、一太郎をお持ちでない方にはこれをお勧めします。

◆DJ!CAD(DWG用)
 http://www.tecnis.co.jp/dj_dl_s.html
 オートデスク社のAutoCADが読込める、テクニカルスタッフ社の二次元CAD。Standardは無償です。オートデスク社が以前に出していた無償閲覧ソフト(Volo View Express)は配布中止になり、現在は有償ソフト(DWG Composer)しかありませんので、これをご紹介します。相手先にCAD購入を強いるわけにはいきませんから、AutoCADのデータを送付したい場合には、
  1、上記ソフトを教える。
  2、PDF化してAdobe Readerで見てもらう。
  3、DWFで出力してDWF Viwer(無償)で見てもらう。
 の3点のうち、どれかを選ぶようにしています。

 このほかにもJW_CADやPDFなどがありますが、JW_CADは本体が無償ですし、PDFを閲覧するAdobe Readerも大半の方は導入済みだと思いますので、紹介は割愛いたします。