前回に引き続きBIツールを紹介します。
前回はデータ分析したが、今回は可視化、グラフ化についてお話します。
可視化はBIツールの花
今までご紹介したデータ連携、データ分析はどちらかというと前準備と中準備といった感じで、BIツールの表部分は今回お話しする可視化、グラフ化の部分だと思います。
もちろん、データ連携や分析なしにグラフ化はできないので、重要な準備であり、この準備が不十分だと業務改善に使えない見た目だけのグラフ化になります。結果として、BIツールを使えないと思わせてしま原因にはなっています。
少し脱線しましたが、グラフ化もテクニックが必要となります。たくさんあるグラフ種類からどのグラフを選ぶかで視覚的にすぐ、必要な情報を判断できるかどうかが変わってきています。
グラフの種類、分析機能
このグラフ種類、どれでも同じぐらいあるかというとそうではありません。BIツールの中でも可視化に強いツールがあるので、実現したい表現がある場合は、事前に公式サイトや電子パンフレット等でどんな可視化があるかを調べることをおススメします。
また、可視化も単なるグラフ表示だけでなく、マウスをあてることで数値がわかったり、ボタン等で絞込みや詳細情報が見れたりといった機能がついています。
いわゆるスライシング(絞込み)、ダイシング(軸の入替)、ドリル(詳細確認)と呼ばれるOLAP分析と呼ばれる機能です。こちらもできる機能がBIツールによって異なります。見せ方にもツールごとに特徴があるので、デモ画面等を見ましょう。
複数の画面を連携させてみせるダッシュボードという機能もあります。BIツールの顔といった機能で、経営層、管理者層、実務者層といった対象者別にグラフを変えることで閲覧者のニーズに合った表現が可能になります。
シミュレーション、プランニング機能
また、シミュレーション、プランニングといった機能もあります。これは既存データを元に未来を予測する機能です。上昇・加工といった一次的なものだけでなく、年間変動や分野別傾向といったものを考慮できるものもあります。
画面上での話をしていましたが、印刷物(実際はPDFが多いと思いますが)での出力ができる機能もあります。BIツールを全員が閲覧できない場合には有効だと思います。
◆LaKeer BI
https://bi.lakeel.com/bi/
対話型AI機能により、分析のきっかけや新しい視点を提案してもらえるので、初めての方でも迅速な意思決定のためのデータ活用ができます。
◆TIBCO Sportfire
https://www.nttcoms.com/service/TIBCO/products/spotfire/
アメリカのサービスですが、日本ではNTTコムが提供するサービスです。ビジュアルデータサイエンスツールと称しているように図解が得意分野のようです。
◆DataNature
https://datanature.njk.co.jp/
NTTデータNJKが提供するサービスです。項目抽出や集計表作成、グラフ化を容易にしてくれる機能等分析を容易にしてもらえるので、初心者にも親切です。
◆Srush データ統一クラウド
https://www.srush.co.jp/products
株式会社Srushが提供するBIツールです。統合型でデータ加工等も容易にでき、可視化もAmazonQuickSightとの連携でかなりいろいろな表現ができるようです。
◆GoodData
https://www.samuraiz.co.jp/gooddata/index.html
サムライズが提供するクラウド型BIツールです。データ連携、分析、可視化、共有と一通りの機能が単独だけでなく、外部システムへの埋込ができるのが特徴です。