前回に引き続き、インターネット上にある様々な情報を効率よく集めるために使うWebサービスを紹介します。前回は探しに行く方法をご紹介しましたが、今回は、定期的に受信するという方法でのサービスです。
また、最後に社内で情報発信をするために最近増えてきているWebサービスを紹介しています。
Q18.特定サイトの情報を集めるのによい方法は?
A18.メルマガやRSSを利用しましょう。
解説]
特定分野の専門サイトや業界紙サイトなどには、社内回覧や一般紙では得られない貴重な情報が埋まっていることがあり、定期的にチェックしたいところです。しかし、更新頻度が高くなかったり、不定期だったりすると、タイミングよく情報を入手することが難しいもの。
そこで、一番手軽なのが、メルマガなどの配信サービスです。出版系サイトであれば、大抵記事をまとめたメルマガが配信されています。たまに広告も入りますが、自分から見に行かずとも更新情報が入手でき、文章もまとめてあるので、短時間で概要が分かります。
また、最近では、サイトの更新情報をRSS(更新情報をまとめた文書)にしてありますので、FirefoxのようなRSSリーダー機能をもったブラウザに登録するか、gooRSSリーダーのような専用ソフトに登録すれば、サイト訪問しなくても、自動的に更新情報を入手することができます。
Q19.普通サイトの更新情報を集めるには?
A19.はてなアンテナを使いましょう。
[解説]
お目当てのサイトが、すべてメルマガ配信サービスかRSS配信サービスをしていれば問題ありませんが、昔からあるサイトの場合そのようなサービスを提供していないこともあります。そういったサービス未対応のサイトを、自動巡回して更新情報をまとめてくれるのがこの「はてなアンテナ」です。
登録方法は簡単で、情報入手したいサイトのアドレスと巡回頻度(毎日、毎週)などを設定し、自分のメールアドレスを登録します。すると、自動巡回した際に更新があれば、その内容を登録メールに配信してくれます。建設業であれば、市町村などの入札サイトなどを登録しておくと、その日のうち(毎日巡回を設定)にメール配信されますので、見損ねることがありません。
Q20.社内で情報発信を行うのによい方法は?
A20.SNSサービスを利用しましょう。
[解説]
SNSとは、ソーシャルネットワークサービスの略で、参加者それぞれが情報発信できる日記のようなページをもち、相互に発信状況がわかるようになっているものです。お互いの情報にコメントを書くこともできますので、問いかけのような情報発信にも対応が可能です。
従来は、ネット上にある既存のSNSサービスに参加してグループをつくることしかできませんでしたが、最近は、SNSのしくみそのものを提供してくれるレンタルSNSサービスも出ており、社内限定のSNSを比較的簡単に構築できるようになりました。まだまだ、活用例は少ないですが、うまくすれば、社内の情報共有にとても有効だと思います。