インターネット検索術(その5)

 今回もインターネットでの検索方法についていろいろお話ししていきます。

 前回はキーワード入力のポイントをお話しました。今回は検索後の操作についてお話しします。

(1) 検索結果ページの閲覧(複数タブの利用)

 検索結果が出た後で、みたいページが複数ある時、順番に見ていくのは大変です。見ては戻り、見ては戻りだと誤って検索前にまで戻ってしまうこともあります。

 そんな時にお勧めなのが新しいタブでページを開く方法です。操作は簡単で、みたいページのタイトルを右クリックすると「新しいタブで開く」というメニューを選ぶことができます。これを選択すると検索結果ページと別のタブに見たいページが開きます。

 パソコンの環境によりますが5ページぐらいは問題ないと思います。もちろんもっと開くこともできると思いますが、あまり多く開くとタイトルが隠れてかえって見にくいので、1ページの検索結果が10リンクであることを考え、上限10ページ程度を目安に開くようにしてください。

(2) 結果ページの記録(お気に入りの利用)

 検索結果の中であとで見れるように一覧表にしたいことがあります。エクセルやメモ帳にリンクを順番に貼り付け、タイトルを書きこむといった方法がよく見られますが、もう少し簡単な方法があります。

 それはお気に入りへの登録です。「一時的な一覧なのでお気に入りにするつもりはない」といわれる方もいると思いますが、利用後は削除してもらって問題ありません。あくまでお気に入りのある機能を利用するだけだからです。その機能とはお気に入りのファイルへのエキスポート機能です。

 作業はインターネットエクスプローラー11での操作例で説明します。

 作業は大きく2つに分かれます。まずはあとで見たいページをお気に入りに登録していきます。できれば、あとで削除しやすいように予め専用フォルダを作っておきそこに保存するようにしましょう。その際のフォルダ名のお勧めは検索した際の検索キーワードです。

 登録は一つずつ見ながら行うことが一般的ですが、まとめて行いたい場合は次のように行います。まず登録したいページをそれぞれ別のタブページにして開いておきます。次にブラウザの右上にある★印をクリックします。出てきた「お気に入りに追加」ボタンの右側にある▼をクリックして、その中のメニューにある「現在のすべてのタブをお気に入りに追加」を選びます。フォルダを聞いてくるので、先ほどと同様検索キーワードのフォルダを作って登録すれば一回ですべてのタブを登録してくれます。

 一括登録のほうが作業は楽ですが、準備の際にどれを残す残さないで間違うことがあるのと検索結果までお気に入りに登録されてしまい、あとで編集する必要があるので最初は一つずつ登録する方法をお勧めします。

 次に登録作業が一通り完了したら、インタネットエクスプローラーのファイルメニューから「インポートとエクスポート」を選びます。(先ほどの▼印の中のメニューにもあります。)

 「ファイルにエクスポートする」を選び、「お気に入り」にチェックを入れて次へをクリックすると選択画面が出てきます。対象フォルダを選択して、次へをクリックします。最後にファイルの場所とファイル名を確認してエクスポートをクリックすれば完了です。

 HTMLファイルができていますので、ダブルクリックするとリンク付きのタイトルが一覧表示されることがわかると思います。これをとっておけばいつでも一覧で見れるだけでなく、リンクをクリックすることですぐに該当ページをみることができます。

 もし、エクセルで利用したい場合は、そのファイルを開いた状態でエクセルを起動します。もう一度ブラウザに戻って、そのファイルの一覧を全選択(Crtl+A)してから、コピー(Ctrl+C)をして、エクセルに戻り、貼り付け(Crtl+V)するとリンク付きで一列に貼りつきます。あとは見栄えを整えて、コメントを横に書いたり、並び替えたりと自由に加工ができます。

 いずれの場合も検索キーワードが残りませんので、ファイル名を検索キーワードに置き換えるか、エクセルならシート名に検索キーワードを入れておきましょう。

 検索したはいいけど、その閲覧や記録が大変だと思う方はぜひお試しください。

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