今回もWindows10でよく相談を受ける話や特徴を紹介します。
(4) スタートメニュー
Windows10では、Windows8でなくなったスタートメニューが復活しました。Windows7のままでの復活ではなく、Windows8でのタイル表示も合わせたちょっと豪華なメニューになっています。
Windows7からの移行からであれば、あまり違和感は感じないかもしれませんが、Windows8からだとちょっとうれしいかもしれませんね。
特徴はやはり右に増えたタイルメニューでしょう。Windows8で登場した機能ですが、必要なものだけを表示し、大・横長・中・小とサイズを変更し、よく使うものをより見やすい位置に配置することが簡単にできます。また、こちらもWindows8から登場した機能ですがライブタイルという機能をもったアプリだとその情報を表示することができます。
具体的にいうとニュースならトピックス、カレンダーなら今日の予定、天気なら今日・明日の予報などです。Windows8だとデスクトップの状態からタイルに切り替えるのは面倒ですが、Windows10ならスタートボタン一つなのでずっと楽に情報を入手することができます。もちろん、外出用のパソコンであればネットへの接続環境がない状態で使うこともあるでしょうからライブタイルの機能をオフにしたほうがいいかもしれません。該当アプリのタイルを右クリックして、「ライブタイルをオフにする」をクリックすればOKです。
このタイルメニューはサイズを変えることができます。右側にあるバーをドラッグで横方向に移動すれば幅が広くなったり細くなったりします。表示してあるアプリが多い場合は広げたほうが見やすいと思います。
Windows7に近いメニューにしたいとの相談も受けることがあります。その際には大きく2つの作業を行います。
一つ目は右のタイルメニューの非表示です。これは単純に表示されているアプリを順番に右クリックして出てきたメニューから「スタート画面からピン留めを外す」を選びどんどん外していきます。残念ながら一括で非表示にする方法はなさそうです。
もう一つはよく使うフォルダの表示です。こちらはスタートボタンをクリック後、[設定]をクリックし、[スタート]をクリックします。その中にある「スタート画面に表示するフォルダーを選ぶ」をクリックするとドキュメントやピクチャなどWindows7ではおなじみの個人フォルダを表示することができます。
本格的に変えたいときは「Classic Shell」という無料ソフトがあるのでこのソフトを導入すればかなり似たメニューにすることができます。さらに有償にはなりますが、「Back to XP/7 for 10」ソフト(2,718)を導入するとXPの背景やオフィスのツールバーまで再現してくれます。できれば新しい操作画面になれるほうが望ましいですが、どうしても導入に抵抗がある場合はこのようなソフトを入れることで違和感を少なくすることができることも覚えておいてください。
あとよくある相談にメニューのエクスプローラーをクリックするとWindows7や8のようにドライブ等がならんだ状態にしたいということがあります。
これは、エクスプローラーを起動した後、右上にオプションをクリックして、全般タブのエクスプローラーで開くの右をクイックアクセスからPCに変更すればOKです。
できるだけ、用意された設定で慣れていくことが理想ですが、自分好みに変えていくのも一つの選択です。復活したメニューを使いこんでください。