現場で役立つエクセル操作【番外編】

久しぶりにエクセル操作に関する紹介をします。

2007年に現場で役立つエクセル操作を7回、2009年に現場で役立つエクセル操作【応用編】を5回に分けて紹介しました。一部の機能を除いて、今も使える操作ばかりですが、もう少し覚えるともっと役立つ操作があります。今回は知らなくても困らないけど知っておくと助かるといった操作を紹介していきます。

まずはファンクションキーからです。ファンクションキーといわれても意外とピンとこない方もいるかもしれません。キーボードの上にあるF1からF10もしくはF12までのボタンのことです。(アップルだとF19まであるものも・・・)

タブレットやスマホでスクリーンキーボードでの入力になじんでいる方には何かよくわからない余分なキーだと思っているかもしれませんね。

利用するソフトによって設定を変えることができることからプログラマブル・ファンクションキー、略してPFキーと呼ばれることもあります。要はある機能を割り当てられているキーなのです。

では、エクセルでのファンクションキーの機能をいくつか紹介します。他のキーとの組み合わせもありますので操作の際に注意してください。

F1:エクセルのヘルプが表示されます。ただし、2016はインターネットに接続していないと見えないようです。2010、2013はオフラインでも見れます。
Ctrl + F1:リボンの表示/非表示。主にノートパソコンで画面が小さいときに役立ちます。

F2:アクティブセルを編集します。マウスのダブルクリックの代わりです。
Shift + F2: セルのコメントを追加または編集します。コメントを挿入したい人には便利です。
Ctrl + F2:印刷の画面を表示します。Ctrl + Pと同じです。
Shift + F3:[関数の挿入]ダイアログの表示。数式バーのfxをクリックするのと同じです。

F4:絶対参照と相対参照の切替(セル内のセル参照を選択しておく)
Alt + F4:エクセルの終了。変更していた場合はダイアログの表示がありますので急な終了はありません。

F5:[ジャンプ]ダイアログの表示します。セル選択を使うと特定の条件のセルだけが選択できるので便利です。

Alt + F8:[マクロ]ダイアログの表示。マクロを実行するならこれが早い。

Shift + F10:ショートカット(右クリック)メニューが表示。

Shift + F11:ワークシートの挿入

F12:[名前を付けて保存]ダイアログの表示
Shift + F12:[上書き保存]の実行
Ctrl + F12:[ファイルを開く]ダイアログの表示

この中で必ず覚えたほうがいいのは[F4]の絶対参照と相対参照の切替です。これ知らないと記号で入力しなくてはいけませんからね。

便利なのは[Alt] + [F8]のマクロ、[F12]、[Shift] + [F12]、[Ctrl] + [F12]のファイル関連は覚えておくと楽です。

ノートパソコンで便利なのが[Ctrl] + [F1]のリボンの表示と非表示の切替、タッチパッドを使っているなら[Shift] + [F2]のコメントの挿入や[Shift] + [F3]の関数の挿入、[Shift] + [F10]の右クリックメニュー表示。マウスを動かす量が減るので助かります。

カフェや新幹線など少し狭い場所で作業する際にキーボードだけでできることは意外と役に立ちます。少しずつでいいので覚えて作業効率を上げましょう。

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