今回も定額制の音楽配信サービスについて紹介します。
前回も書いたようにいろいろなサービスが出てきていますが、根っこにあるのは「持たない」文化が広がっているのではないかと思います。
昔は、ウォークマンに時計、電子手帳、携帯電話とバラバラに所有していた携帯電子機器がスマホで一つになっていること。スマホは容量制限がありながら、リムーバブルメディア(抜き差し可能な記憶装置)に保存しずらいこと(防水や防護の関係上外しにくい)。オンラインストレージが普及し、ネット上に保管することに多くの人が慣れてきていること、通信速度も速くなり待つことも少ない等技術的な背景もありますが、若者の自動車購入率低下のように所有に対しての意欲が少なくなっているのではないでしょうか。
私自身はレコード、カセットに始まり、CD、SDメディアといまだ所有欲全開状態なので子供たちの行動を見て世代の違いを痛感していますが、膨大な情報量がある現代では、普通にしていると持ちすぎてしまうのかもしれません。
といった難しいことを考えるのではなく「音楽を感じる」感覚でこれらのサービスを利用するのが基本のようです。今回は番組型を中心に以前からあるサービスを紹介します。
◆レコチョクBest
https://best.recochoku.jp/
旧社名が「レコード会社直営」という名前からわかるように国内主要レコード会社の共同出資でできた企業が運営しているサービスです。月額980円。250万曲以上と少ない感じですが邦楽は多いです。
2013年3月4日スタート。
◆KKbox
https://www.kkbox.com/jp/ja/index.html
KKBOXは台湾のサービスですが、日本ではKDDIの子会社として運営しています。友人であるKKBOXの会員やミュージシャンと一緒に音楽を聞けるのが売りのようです。月額980円。
2011年6月15日auスマホ向けでスタート。2013年6月1日に現サービス
◆スマホでUSEN
http://smart.usen.com/
前回少し紹介したUSEN(昔の大阪有線放送社)が提供しているサービスです。他のサービスと違い、USENの得意な番組形式で音楽を提供しています。月額529円。曲探しがめんどくさいという方にはお勧めです。
2013年12月3日スタート。
◆うたパス
http://au.utapass.jp/
KDDIが提供するサービスです。こちらも番組型の提供で番組数は少し少ないですが、月額324円は魅力。auIDがいるのが難点。
2012年6月27日スタート。
◆dヒッツ
https://selection.music.dmkt-sp.jp/
ドコモの提供する番組型のサービスです。ドコモでなくてもOK。2000プログラムといろいろな組み合わせがあるようです。月額540円。
2012年7月3日スタート。