Office2016(その7)

前回に引き続きOffice2016関連のお話しをしていきます。今回も新機能の紹介です。今回はOutlook,OneNote,Accessです。ついでに少しみなさんも目にするようになるだろうPublisherの紹介をします。

まずはOutlook2016です。操作アシストは他のソフトと同様、操作方法を探すことを支援してくれる機能です。

一番の売りはOffice365ありきですが、グループという形で、メールやファイル、予定表を共有できる機能ができました。社内プロジェクトでグループでやりとりするとそのままグループに参加しているすべてのOutlook2016の利用者にメールが共有されるようになっています。ここまでなら、以前からある配布リストと同じような感じですが、予定表やファイル共有まではできません。Office365ならではの使い方です。簡易なグループウェアができるようになったとイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。

添付ファイルもクラウドにある場合は、メール送信時には添付されずにリンクとして、渡すことができるようになりました。ただし双方がOutlook2016の場合、見た目は添付ファイルのようになっており、雲マークがアイコンについています。それを開くときにダウンロードする感じになります。もちろん、共有ファイルであれば、既にOneDriveに本体はアップロードされていますから簡単に開くことができます。従来のオンラインストレージだとどうしても、アップロードしましたとメールで知らせる際に場所を連絡する必要があるのですが、添付ファイル形式に見えるので、そこがとても楽になります。もちろん、添付ファイルの容量制限にもかからないので、大きなファイルでも安心して添付できます。これは意外といいと思います。

あとは少し地味ですが、Windows、Mac、iPad等で同じバージョンが使えるようになったこと、特にWindowsとMacが同じバージョンになったのはどうやら今回が初めてのようです。その点ではクラウドに重きを置き、OfficeのプラットフォームはWindowsだけでないと明確に示してくれたバージョンなのかもしれません。

次はOneNoteです。無償でダウンロードできますが、これはあくまで非商用です。商用利用の場合は購入してください。Evernoteの仕様変更で注目度UPのOneNoteですが、その点だけは十分注意してください。

新機能としては、ビデオを挿入できるようになりました。サイトとしてはYouTubeやVine等いくつかあります。また、OneNoteにメールを送ることやOneNote Clipperを使って、Webページのまるごと保存、ドキュメントスキャナーとして利用するOffice Lensの保存先にもなります。Evernoteにも同様の機能はあるので、揃えてきたといった感じですね。でも、どれも慣れると便利な機能なので、使いこなしたいところです。

次にAccessです。実はあまり変わっていません。テンプレートが今風になったのが一番ですかね。操作アシストも付きましたし、少し見やすくなった部分もありますが、大きな変化はありません。もう少しFileMaker的な動き(スマホアプリ)を期待しているのですが、今回はないようです。

最後はPublisherです。これは元々Professionalなど上位の組合せの時にしかついてこないソフトだったので、知らない方も多いかもしれません。ソフト自体はOffice97の時代からありました。ProについたのもOfficeXPの時代です。今回Office365 Business、Office365 Soloにもつくようになったので、もう少しみなさんにもなじみが出てくると思いますので、概要を紹介しておきます。

ソフトの内容は簡易なDTPソフトウェアです。簡単にいうと、チラシや見開きのパンフレット、ラベルや名刺を作るものです。ワードやパワーポイントでもできるとは思いますが、テンプレートが秀逸でデザインがいいので、誰でも簡単に作れるのが魅力です。

テンプレートを選んだ後にページデザインで配色を変更すると結構イメージが大きく変わって、同じテンプレートでも違う印象のものがつくれます。

レイアウトも自由に変えることができますし、ページサイズも簡単に変更できます。イメージとしては、ワードとパワーポイントのDTPに使いやすいようにいいところ取りした感じです。ワードやパワーポイントを利用して、DTPのようなことをしている方はぜひお試しください。

ちなみにPublisherも2013からの変化はあまりありません。

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