今回もWindows10でよく相談を受ける話や特徴を紹介します。
今回は標準として統合されたソフトと追加機能についてお話しします。
(12) Onenote
ご存知だと思いますが、デジタルノートと呼ばれるWeb情報やテキスト情報を用紙単位で保存することのできるソフトです。
当初は大学生の講義ノートのデジタル化といったイメージでしたが、OneDriveとの連携で他のパソコンはもちろん、タブレットやスマホでも使えるようになり、オンラインデジタルノートとしていろいろな使い方ができます。
発売されてから10年以上たっていますが、2014年に無料版が公開されてから本格的な普及が見られた感じです。Windows10になってから標準ソフトとして導入されるようになりました。
製品版としてOneNote2016がありますが、決して製品版が上位というわけでなく、お互いにできることとできないことがあります。端的にいうとよりWindows10に統合されているWindows10版OneNoteとエクセルやワードといったOfiiceソフトとの連携に優れいているOneNote2016といったところでしょうか。とはいえ、2016のほうが機能は多いので、いろいろなことをするなら2016を使うほうが便利です。
(13) Skype
これもご存知だと思いますが、インターネット電話サービスです。インターネットを利用して、Skypeソフトを利用してる同士で電話ができます。ビデオ通話もできるうえに複数人での同時通話やビデオ会議のような使い方も可能です。また、有償にはなりますが、一般電話との通話も可能です。
このソフトはパソコンやタブレット、スマホだけでなくテレビやBDレコーダー、ゲーム専用機にも搭載されている場合があり、様々な環境で使えることができます。特にテレビでの内蔵は専用のカメラが必要で、機能はパソコン版に比べると少ないですが、大きな画面で簡単にできるので低価格でのビデオ会議用としてもお勧めしていました。
2011年にマイクロソフトに買収されるまでは独立した企業が提供していたサービスでした。その後、マイくそロフトのメッセンジャーであったWindows Live メッセンジャーを2013年に終了し、SkypeとID統合しました。Windows10正確にいうとVer.1511からSkypeも標準アプリとして、Window10に統合されました。
着信通知が表示されたり、その画面からのクイック返信ができるなど統合アプリならではの機能もあります。こちらもデスクトップ版が別途あります。Windows8ではアプリ版がなくなることになりましたがWindows10では復活したという感じでもう少しこのあたりは試行がありそうです。
(14) 動画キャプチャー
Windows8.1までは、画面キャプチャ―は静止画のみでした。Windows Vistaから標準ソフトしてあるSnipping Toolを使って画面を保存することができました。使い勝手はそこそこいいのですが、ファイル化するのに二回操作する必要があります。ちなみにそのより以前はPrintSreenキー[PrnScn]を押したのち、ペイント等のソフトに貼り付けるといった操作が必要でした。
Windows8からWinキーとPrintScreenキーで全画面ですが、ファイル化して保存までしてくれるようになり、部分的な取り込みの場合はSnipping Tool、全画面ならWinキーでの操作と使い分けれるようになりました。
Windows10からはさらに動画もキャプチャーできるようになりました。Winキー+Gというコマンドで以前紹介したXboxアプリの機能として「Game DVR」が起動し、静止画も動画も撮れるようになります。もともとはゲーム動画の撮影用ですが、ソフト操作の動画マニュアル作成等に使えそうです。とはいえ、ハードウェア要件があるのでどのパソコンでも使えますというわけではないので注意してください。軽めのオンラインゲームができる程度のレベルは必要だと思います。