インターネット検索術(その3)

 今回もインターネットでの検索方法についていろいろお話ししていきます。

 前回まではYahoo!JapanとGoogleでの検索窓と条件指定の使い方をお話ししました。今回は検索窓での条件指定を紹介します。

(1) AND検索

 まずは、みなさんも自然と使っているAND検索です。AND検索とは複数のキーワード(単語)を使って、より自分の条件に近いページに絞り込む方法です。

 入力方法は簡単で、複数のキーワードをスペースで区切って入力するだけです。たとえば、工事看板に使いたいイラストを探したいときに「イラスト 工事」とか「イラスト 建設」といった形で単語に区切って入力することで絞り込んだ検索結果が表示されます。

(2) OR検索

 こちらは逆に検索結果に広がりをもたせる場合に使います。単語を[ or ](前後のスペースあり)でつなげることで、どちらかの単語が含まれるページを表示してくれます。実際は上記のスペース区切りでもOR検索のように一方の単語だけのページを表示しますので、あまり意識して使う人は少ないです。

 使うタイミングとしては、「ブログ or blog」といった日本語と英語や売り場と売場といった送り仮名の違いなどでより多くのページを見つけ出したいときに使います。

(3) 除外(マイナス)検索

 ある検索結果から特定のキーワード(単語)を取り除くことで結果を絞り込む方法です。取り除きたい単語の前に-(マイナス)をつけて検索します。たとえばホウレンソウとそのまま検索すると報連相のページも表示されます。そこで「ホウレンソウ -報連相」とすることで報連相のページは表示されなくなります。なお、このときに最初の単語にもマイナスをつけるとエラーになりますので注意してください。

(4) フレーズ検索

 文章のような完全に一致する文字列で探したいときに使います。具体的には調べたい文字列の前後を”(ダブルクォーテーション)で囲みます。スペースを含む文字列のときでも使えます。逆に”で囲まずに入力すると検索エンジンが自動的に単語に分解して検索してしまうので思った結果が出てこないことになります。

(5) プラス検索

 ダイヤモンドとダイアモンドといったカタカタの表記ゆれの一方だけを表示したい場合は、単語の前に+(プラス)をつけて検索するとその単語だけの検索になります。とgoogleのヘルプには書かれていますがどうも両方とも表示しているようなので、先ほどのフレーズ検索で絞り込むほうをお勧めします。

(6) ワイルドカード(あいまい)検索

 文字列の間に*(アスタリスク)を挟むことでその文字列間を文字を特定せずに探す検索方法です。「平成*年度 国家予算」といった複数年度の結果を表示する際に使います。

 ただし、こちらはGoogleではサポートしないとヘルプに書かれており検索結果がそれなりに表示されるのは別理由のようです。

 いずれの場合も検索する単語がポイントになります。たとえば、上記の単語を工事にするのと建設にするのでは結果が異なります。どちらがより希望の結果になるかはそのときのニーズによって変わりますので、双方試すことが理想です。難しいのはこのように類似語や関連語を思いつくことです。

 以前は類似語辞典のようなサービスを使っていましたが、今はサジェスト機能と呼ばれる検索した文字列に関連のある単語を自動表示してくれる機能を利用することができます。単語を検索窓に入力して少し待つと様々な類似語が出てきますのでそれらの中でより希望するものを選ぶかそこでの単語をメモしておいて上記の手法で絞り込んだり広げたりすることで目的のページを探します。類似語の勉強にもなるのでぜひ使ってみてください。

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