Googleカレンダー(その4)

前回に引き続き、Googleカレンダーについて紹介します。今回は他のカレンダーソフトとの連動についてです。

Googleカレンダーは、ブラウザで閲覧できるため、インターネット環境さえあれば、どこでも見れるのが大きな利点です。しかし、スマートフォンならアプリで、パソコンならソフトで見れるほうが便利なこともあります。

iOSとAndroidはアプリがあります。シンプルなつくりでスマートフォンでの閲覧性を意識したものです。月や週カレンダーでも見れますが、見やすさは他の専用ソフトのほうがいいように感じます。スケジュールという予定だけが並んだ表示が一番見やすくGoogleらしさを感じるのでお勧めです。

では、パソコンはというと残念ながら専用ソフトはありません。しかし、Google Chrome というブラウザを利用してそれっぽくすることは可能です。

(1) カレンダーのショートカット作成

具体的にはGoogle Chrome を起動して、カレンダーを開きます。その後、右上にある設定アイコンをクリックし、メニューを出したのち、[その他のツール]-[デスクトップに追加]をクリックすると追加する内容が出てきます。[ウィンドウとして開く]をチェックしてから[追加]をクリックしてください。デスクトップにGoogleカレンダーのアイコンが増えたと思います。

これをクリックするとすぐにGoogleカレンダーの画面のみが表示されます。表示が大きく変わるわけではありませんがすぐに見たいときには便利です。

とはいってもカレンダー専用ソフトに比べるとシンプルなことは否めません。そこで、カレンダー専用ソフトにGoogleカレンダーを取り込んで連動させてみましょう。

(2) Outlookでの同期

まずは一番多くの人が使っているだろうOutlookですが、残念ながら、無料で同期をとれるGoogle Calendar Syncというサービスが終了してしまいました。有償になりますが、EVO Collaborator for Outlookというアドインソフトを導入することで同期がとれるようになります。有償なだけあって、Yahooカレンダー等の他のWebカレンダーとも連動がとれます。

(3) Outlookでの参照

連動はしなくてもいいけど、参照だけしたいという方には、インターネット予定表を使います。共有カレンダーだから見るだけという人に向いています。

まずGoogleカレンダーを開いて、同期するための情報を入手します。[設定]-[カレンダー設定]を選択し、[カレンダー]タブをクリックしたのち連動したいカレンダー名をクリックします。カレンダーのアドレスというところの右にあるICALのアイコンを右クリックし、[リンクの URL をコピー]を選択すればOKです。

次に[ファイル]、[アカウント設定]、[アカウント設定] の順でクリック。[インターネット予定表]タブを選び、[新規] をクリック。あとは先ほどのアドレスを貼り付け、[追加]をクリック。カレンダー名を入れて、OKをクリックすれば完了です。

(4) Thunderbirdでの同期

「う~ん、じゃあ無料でできる方法はないの」というとFirefoxブラウザを開発しているところが提供するThunderbirdを利用する方法があります。このThunderbirdはメールソフトですが、カレンダー機能であるLightningが組み込まれています。こちらを利用します。

標準では使えないので、「Provider for Google Calendar」というアドオンをインストールします。[ツール]-[アドオン]をクリックしてアドオンマネージャを開いてから上記の名前を右上の検索ボックスに入力します。一覧で出てきますので、インストールをクリックし、あとは指示従えば導入完了です。

次にLightningへの設定です。[ファイル]メニューをクリックし、[新規作成]-[カレンダー]をクリック、[ネットワークのサーバに保存する]を選択し、[次へ]をクリック。[Google カレンダー]を選択し、[次へ]をクリック。 Google のメールアドレスを入力し、[次へ]をクリック。確認画面が表示されたら ログインをして、アドオンを許可します。あとはカレンダーを選択すれば完了です。

パソコンで使うなら初心者向けは1番目、参照だけなら3番目、同期までするなら2番目か4番目という感じです。お好みのものでチャレンジしてください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする