バーコード(その2)

前回に引き続き、バーコードについてお話します。

前回は概要と歴史、あとはよく使われているJAN,ISBN,ITFのそれぞれのコードについてお話しました。

「バーコードって、一種類じゃないんだ」と驚かれる方もいるかもしれません。実は100種類ぐらいとかなり種類があります。経緯や目的によって分かれている感じです。ただ、バーコードというとJANコードを思い浮かべる人が多いようです。実際WikiPediaのバーコードの説明の後半はこのJANコードの説明に多く割かれています。

今回はほかのバーコードも紹介することで、皆さんの業務に使えるバーコードを探していただければと思っています。

Code39

まずは、Code39です。名前の由来は、一つの文字を表すのに9本のバー(黒)とスペース(白)を使うこととそのうちの3つが太いということから来ています。JIS-X0503で規格化されています。

文字の種類は今まで紹介したものと違い、数字だけでなく、アルファベットの大文字と7つの記号の合計43種類が使えます。また、開始と終了(要は文字の端部)に*を使うことも特徴です。

桁数が自由に使えることからかなり表現がしやすいため、在庫管理や社内の商品管理などに使われていることが多いです。実際工業用バーコードとも呼ばれ、日本電子機械工業会がEIAJラベルとして利用しており、米国自動車工業会も自動車部品の荷受けラベルとして利用しています。

さらに、ムシキングやラブandべりーのような子供向けカードにも使われているようです。

Code128

次は、Code128です。名前の由来は、128文字のASCII文字が全て使えることから来ています。JIS-X0504で規格化されています。文字種類は数字、アルファベットの大文字、小文字、記号、制御文字が使えるので、Code39よりさらに表現がいろいろできます。桁数も制限ないので英語で表せれば商品そのままの名称も作ることは可能です。

桁数はCode39もCode128も制限はありませんが、当然一回で読み込もうとするとバーコードリーダーの幅が広くなる必要があります。結果として、あまり文字数を増やすわけにはいかないということになるのです。

Interleaved 2 of 5

次はInterleaved 2 of 5です。1972年に開発された歴史ある規格です。前回紹介したITFも同じ仕組みで作っているため、少し混乱しそうですが、こちらはJIS-X0505で規格化され、前回紹介したITFはJIS-X0502で規格化されています。

少し脱線するとJIS-X0501は昔のJANコードの規格で今は廃止されており、国際規格化されて改めてJIS-X0507に統合された内容になっています。

2of5の名前の由来は5本のバーのうち2本が太いバーで表されているところから来ています。文字種類は数字だけです。

NW-7

次はNW-7です。名前の由来は、NarrowとWideの4本のバーと3本のスペースで構成されていることから来ています。アメリカでは、CodeBarとも呼ばれています。使える文字は数字と6種類の記号、ABCDの4つのアルファベットです。JIS-X0506で規格化されています。

古くからあるので、血液管理用、宅配便の伝票、図書管理用や会員カードにと意外と使われている範囲は多いです。構成が簡単なところもあり、読取り精度が高いようです。

これでちょうど、JIS規格のX0501からX0507のコードが紹介できました。次回もその続きを紹介していきます。まだまだ皆さんの周りで使われているバーコードはありますからね。

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