IT系資格について(その19)

今回もIT系資格について紹介します。今回はIT資格の中でも、Web・クラウド関連の資格を紹介します。

前回は、日本の資格とオラクルのクラウド資格を紹介しました。今回は、Amazon、Google、Microsoftの3大クラウドサービスの資格を紹介します。

AWS認定資格

まずは、Amazonです。一般の方だとAmazonは、世界トップクラスの小売業というイメージだと思いますが、クラウドサービスでは、トップシェアの企業です。あの膨大な量のネットショップを運営するためのノウハウをサービスにしているのですから納得感は高いですよね。

アマゾンのサービスはAWS(Amazon Web Service)といい、その資格はAWS認定資格として、4段階で12種類あります。

・基礎がCloud Practitioner
・中級(アソシエイト)がSolutions Architect、SysOps Administrator、
Developerの3つ
・プロがDevOps Engineer、Solutions Architectの2つ
・専門家がAdvanced Networking、Database、SAP on AWS、Security
Data Analytics、Machine Learningの6つです。

そのうち最後の2つ以外は新しいITSSのマップに掲載されています。(2つはITSS+のほうに掲載)基礎がレベル1、中級がレベル2、プロ・専門家はレベル4です。

Azure資格(マイクロソフト)

次はマイクロソフトです。WindowsやExcel,WordといったOfficeソフトが有名ですが、クラウドサービスではシェア2位についています。サービス名はAzureといいます。みなさんも使ったことがあるだろうOneDriveやTeams、ブラウザ版Officeの基盤といえば、イメージしやすいかもしれませんね。

マイクロソフトの資格は(その4)のときに少し紹介しましたが、今回はクラウドの資格の中で、Azureとつくものを紹介します。(実はそれ以外のクラウド系資格もあります。)こちらも4段階で21種類あります。

・基礎がFundamentals、Data Fundamentals、AI Fundamentalsの3つで最初の2つがITSS登録、最後がITSS+登録
・中級(Associate)が11でうち、
Administrator、Database Administrator、Security Engineer
Security Operations Analyst、Stack Hub Operator、Developer
の6つがITSSに入っていて、
AI Engineer、Data Scientist、Data Engineerの3つがITSS+
Enterprise Data Analyst、Network Engineerの2つが未登録
です。
・専門(Specialty)が5つで、うち
for SAP Workloads、Virtual Desktopの2つががITSS登録
IoT DeveloperがITSS+登録
Support Engineer for Connectivity
Cosmos DB Developerの2つが未登録です。
・上級(Expert)は2つで
DevOps Engineer、Solutions Architectは両方ITSS登録です。

基礎はレベル1ですが、中級がレベル2・3に、プロ・専門家はレベル3・4になっています。

Google Cloud認定資格

最後がグーグルです。もちろん、グーグルはクラウドサービスとして一番有名だと思いますが、プラットフォームとしてのサービスシェアは3位です。Google Cloud Platform 略称 GCPといいます。全部で3段階で、11種類あります。

・基礎が、Cloud Digital Leaderの1つでITSS登録
・中級が、Associate Cloud Engineerの1つでITSS登録
・プロが、9つでうち
Cloud Architect、Cloud Developer、Cloud DevOps Engineer
Cloud Network Engineer、Cloud Security Engineer
Google Workspace Administrator
の6つがITSS登録
Data Engineer、Machine Learning Engineerの2つがITSS+
Cloud Database Engineerが未登録です。

基礎がレベル1、中級がレベル2、プロがレベル4になっています。

1つずつ紹介すると何回にもわたりそうだったので、まとめて紹介しました。残念ながら、建設業ですぐに活かせるという資格ではないですが、クラウドサービスに興味がある方は基礎だけでも受けてみるとサービス内容への理解が深まると思います。

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