パソコンの選び方

  最近、ある人から「パソコンを選ぶのに何かコツはあるか」と聞かれました。その方は、できるだけ安くて高機能のものをと希望され、そうおっしゃったのです。

 

しかし経験から言うと、あまり使わない機能は(それが高機能であっても)無駄だと思います。自分がやりたいことを、できるだけ明確にしてから購入するのがよいのです。
とはいっても、ポイントが全くないわけではありません。今回はその辺をまとめてお話しましょう。

◆初心者向けパソコン

 よく聞かれる質問で、「初心者向けのわかりやすいパソコンを教えて」というのがあります。答えは「ありません」。冷たいと言われるかもしれませんが・・。
 パソコンは電源を入れて、OS(最近だったらウィンドウズXPですね)の初期画面が出たのちは、初心者でも上級者でも同じ画面を操作する必要があります。もちろん、チュートリアル(練習ソフト)が入ったパソコンや操作方法の説明ビデオが同梱してあるパソコンもありますが、基本操作に変化はありません。つまり、必要最低限の基本操作をマスターしなくては、パソコンの購入はできないと言えます。

 では、何も気にせず購入してよいのかというと、そうでもありません。
 先ほどお話したような、チュートリアルや操作ビデオがついているパソコンのほうがずっと安心感があるでしょう。また、しっかりした電話サポートのあるところがいいでしょう。
 それ以外では、初心者ほど予算が許す限りの高性能なパソコンをお勧めします。なぜならば初心者は、購入したパソコンの処理能力を理解できず、無理な使い方(いくつものソフトを終了しないまま同時に立ち上げてしまう)や予期せぬ使い方(急に電源を切る)をしてしまいがちだからです。

 それでは、選び方のポイントをいくつかの角度からみていきましょう。

◆選び方(ハード編)

 基本的に抑えたいのは下記の3点です。

 1.CPU
  パソコンの心臓兼頭脳。Pentium4,Celeron,Athlon 等いろいろなものがありますが、クロック数に注目しましょう。クロック数とは、CPUの計算スピードです。現在は1GHz以上のものばかりですから、ほぼ問題ありませんが、中古パソコン等を考えている方であれば、 800MHz以上(AutoCAD LTの動作環境がこのクロック以上となっている)のものがお勧めです。
 
 2.ハードディスク
  補助記憶装置の代表選手ですね。最近は、60GBや80GBなど、大容量のものが内蔵されています。しかし私の経験からいうと、容量がいくらあったとしても人間の作成能力には限界がありますし、バックアップのことを考えると、そんなにも入れることはありません。ビジネス用であれば20GBもあればじゅうぶんです。
  ただし、高解像度のデジタル写真や動画を入れるのであれば、できるだけ大容量を選びましょう。
 
 3.メインメモリ
  主記憶装置です。ハードディスクとよく勘違いされますが、こちらはハードディスクに入っているプログラムやデータを呼び出し、CPUとやりとりするところです。車にたとえると、ハードディスクの大きさ=ガソリンタンクの大きさ、メインメモリ=排気量といったところでしょうか。
  メインメモリに関しては、ソフトが動くために必要な最低限の量しか積んでいない場合が多く、ほとんどのメーカーでそのようになっています。できれば、512MB以上がよいでしょう。予算金額が同じであれば、CPUのランクを少し落としてでも、メモリを増設することをおすすめします。

 4.そのほかの注意点
 
  その他としては、フロッピーディスクが使えるほうがいいのか、書き込み可能なDVD・CDがあったほうがいいのか、テレビが見られるほうがいいのか・・等があります。が、ほとんどが後で増設可能なので、絶対必要というのでなければ無視して結構です。
  それよりも、さわりごごちのいいキーボード、自分の手に合ったマウス、見た目の発色がよいディスプレイを吟味しましょう。 実際に触れたり見たりしないとわからないものです。私は、必ず購入者には売り場に行ってもらい、いろいろなパソコンを触らせて好みを知ってもらいます。

 次回はプレインストールソフト(予め入っているソフト)から、購入方法を中心にお話する予定です。