パソコンの選び方2020【テレワーク】

今回はテレワークが増えたことで購入を考えている人向けにパソコンの選び方についてお話しします。

あまりよくないきっかけですが、企業でのテレワークが本格的に検討されるようになってきました。諸事情により入手に時間がかかっているケースもありますが、まずはどのようなものを選べばよいかのヒントをお話ししていきます。

(1) パソコンのサイズ

初心者はまずは見た目から選ぶと思うので、サイズの切り口からお話しをします。

大きい順にデスクトップ型、ノート型、タブレット型となります。デスクトップ型はディスプレイと本体、キーボード等がバラバラになっており、計算能力が高く、画面も大きいのが特徴です。ノート型はディスプレイ、本体、キーボードが一体となっており、バッテリーが内蔵されているのが特徴です。タブレット型はノート型からキーボードをなくした形になります。

CAD、技術計算をよくやる人はデスクトップ型がおすすめ、持ち運びが多い人はタブレットをおすすめと言いたいところですが、初心者でよくわからないという人にはノート型が無難だとお勧めしています。

デスクトップ型を選ばない理由は、デスクトップ型はバッテリーが内蔵されていないのでもしもの停電で不安なことです。無停電装置までつければいいですが、その分余計にお金がかかりますし、入手や設定のハードルが少し高いです。

タブレット型を選ばない理由は、携帯には便利ですが、やはり入力が大変なので、どうしてもキーボード、マウスが必要になりがちだからです。もちろん、Bluetoothの折りたたみキーボードや小型マウスを使えば、必要に応じて、使い分けができますが上記同様、お金がかかりますし、こちらも設定に戸惑いそうです。

では、ノート型での欠点である画面がデスクトップ型より小さいことやタブレット型のようにタッチパネルで操作がしにくいことに関してはどうすればいいでしょうか。

画面については外付けの大型ディスプレイをつなぐ方法があります。これによって2画面で操作できるメリットも出てきます。持ち運びできるモバイルディスプレイでもあるとなかなか便利ですが、価格は大型ディスプレイのほうが安いものがあります。

タッチパネルについてはタッチパネル内蔵ディスプレイのノートパソコンがありますが、できればもう一歩踏み込んで、2in1PCと呼ばれるノートパソコン・タブレット兼用タイプを選びましょう。ディスプレイの部分が360度回転するタイプとキーボード部分が分離するタイプがありますが、性能を重視するなら360度回転するタイプをお勧めします。

じゃあ、2in1PC一択かというとそうでもありません。2in1はタブレットモードがあることから画面もそう大きくなく、テンキーがついていません。現場や事務所で数字入力が多い建設業としては少しめんどくさいです。あと手が大きいとか乾燥しているとか手袋しているとかといった理由でタッチパネルは意外と利用されていないことがあります。特にエクセルでつくった入力シートなどはキーボードのほうがよっぽど入力が早いです。

といった感じで無難さを追求するのであれば、テンキー付きで画面サイズもそこそこ大きい15inch程度ものをお勧めしています。これってメーカーが最初にお勧めしているパソコンでもあるんです。メーカーの手先ではないですが上記のような理由があるからです。

もちろん、重たいですので、テンキーでの入力が少なく、移動が少し多いようであれば、13.3inch程度で1kgを切るようなノート型が便利です。少し古いタブレット型より軽いのは驚きです。

ただし、用途が見えていて、計算速度や描画速度がもっとほしいとかとなれば、デスクトップ型+無停電装置がいいですし、持ち歩きが大半なんだという方にはタブレット型+折りたたみキーボードです。要は使い方が最初にあり気なのです。使い方がふわりとしているとなるとテンキー付き大型ノートパソコンかなと思います。

ちなみに大型ノートパソコンの場合は比較的Webカメラ内蔵が多いので、すぐにテレビ会議もできるのもメリットです。購入の際の参考にしてください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする