パソコンの選び方2020【テレワーク】(その7)

今回もテレワークが増えたことで購入を考えている人向けにパソコンの選び方についてお話しします。

前回に引き続き、周辺機器のお話しをしますが、今回は前回の外出用、前々回のテレビ会議用以外であるといい周辺機器についてお話しします。

(7) 周辺機器(その2)

まずは、リムーバブルメディアを含むバックアップ用の機器です。最近はオンラインストレージサービスを利用してインターネット上にバックアップを取る方も増えてきていますが無料で使える容量には限りがあるため、少し心もとないかもしれません。

そこで登場するのが外付けハードディスク、USBメモリといったおなじみの周辺機器です。複数の方で利用するのであればNASいわゆるネットワーク型のハードディスクの検討を視野に入れてもいいですが、一人でしたら外付けハードディスクやUSBメモリである程度カバーできると思います。特に外付けハードディスクは以前と違って、パソコンが比較的新しければ、USBで接続するだけで動かせるポータブル型ではUSBメモリの容量が大きいものといった使い方ができるので便利です。

建設業で意外とかかせないのがDVDもしくはブルーレイディスクを読み書きできる外付けのディスクドライブです。少し大きめのノートパソコンや普通のデスクトップパソコンであれば標準搭載していることが多いので、問題ないのですが、薄型軽量のモバイル系ノートパソコンの場合はついていない場合が少なくないです。

「動画も音楽もネットで見るからいらないよね」というのは一般の場合で、建設業の場合は電子納品がDVDのため、もしもの時にあわてることになります。また、こちらも最近はダウンロードもしくはUSBメモリによる提供が増えてきたアプリケーションソフトのインストール方法ですが、業務用ソフトはまだまだCD、DVDといったディスクでの提供が残っています。バックアップメディアとしても耐久性が高いので、お勧めです。容量的にDVD-Rだと4.7GB、ブルーレイディスクだと25GBなので、容量がほしいときは外付けハードディスクで、保存性を優先するならディスクと使い分けてください。

電子納品やソフトインストール、バックアップぐらいと考えると頻度は少ないので最低でも会社もしくは部署に1台外付けのディスクドライブがあるので十分ですが、DVDドライブであれば読み書きできるものでも2,3千円、ブルーレイディスクは8千円ぐらいで購入できるので予算に余裕があれば家に1つあると安心です。

次にプリンターです。最近はインクジェットタイプの複合機が1万円から2万円で購入できます。現場で撮影したデジタル写真を少し印字したり、資料をコピーしたりするのであれば十分に使えます。既に家庭用でお持ちであればいいのですが、ない場合は1台めとしてのご購入はこのタイプをお勧めしています。

さて、問題はそこそこ使用頻度があって、できれば早くてきれいな印字ができるプリンターがほしい場合です。これは会社でよくみるレーザープリンタがお勧めになるのですが、これには選択肢が2種類あります。

1つはカラーかモノクロかということです。もう1つは印刷できる用紙サイズがA4までかA3までかということです。建設業の場合、図面を印刷する場合があるので、A3の必要性も少なくないのです。

既に先ほどのインクジェット型複合機があれば、カラーA4は実現できていますので、最初の選択肢はA3モノクロレーザーとなりますが、安くても4万から5万するうえに場所をとるので、なかなか導入は難しいです。

次の選択肢はA4モノクロレーザーで1万円ぐらいです。図面は縮小印刷でいいし、カラーは頻度が少ないからインクジェットでいいだろうという方にはお勧めの選択肢です。印刷スピードも速いし、場所も思ったより取りません。印刷頻度が多い方はご検討ください。

最後の選択肢は贅沢仕様のA3カラーレーザーです。実はこちらも低価格のものはA3モノクロレーザーと同じ4万から5万円で購入可能です。ただし、トナーが4色ある等場所は一番とります。作業スペースと予算に余裕がある方はあるととても便利なので一考の余地があると思います。

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