前回に引き続き、パソコンの選び方を紹介します。とはいえ、ここ何回かは周辺機器とか便利グッズという感じですが、その点はご了承ください。
前回はモバイルディスプレイでした。今回はもう少しニッチな便利グッズ的なものです。前々回にパソコンケースのお話を少ししましたが、同様に電気を使わないものについて紹介します。
パソコンスタンド
まずは、パソコンスタンドです。ノートパソコンのパソコンスタンドというのは、パソコンのキーボード側の下に傾斜をつけるために使うものです。傾斜をつけることで、キーボードが打ちやすくなったり、画面が少し高くなることで、視線が高くなり、結果として姿勢がよくなるといったことがあります。
また、外付けキーボードを利用する場合はモニターラックのような台の上に載せることで、さらに高さをあげて、見やすくするものもあります。いずれの場合も姿勢がよくなるので、ついつい猫背で疲れが取れないという方にはお勧めします。
さらに、背面を浮かせることで排熱の効果が高まります。そのため、いいパソコンスタンドは金属製で強度だけでなく排熱効果を高める仕様のものもあります。なお、安いものだと100円でもあります。少し斜めになるだけですが打ちやすさは変わるようです。ダイソーだと500円で10段階の本格的な傾斜がつくものも販売しているようなので、ちょっとお試しの方は探してみてください。
モニターアーム
次にモニターアームです。これは前回のモバイルディスプレイの際に説明し損ねたグッズですが、利用すると机の空間が非常に広がるのでとても助かります。横の回転、縦の移動ができるものもありますし、モニターを縦に長く使う方法もあります。
縦に使うのはぴんと来ないかもしれませんが、A4縦のものを見たいときには最大限拡大できるのでとても見やすいです。また、LINE Worksのようなビジネスチャットの履歴を見たいときは縦が長いと見やすいです。このよう場合に縦置きができるモニターアームは重宝します。
モニターアームもデスク取り付け型が主流です。クランプ式といって、机の天板に挟むもの、ネジ固定式といってネジで固定するもの、グロメット式と言って天板に穴をあけて固定するものがありますが、普通はクランプ式でいいと思います。
なお、挟む隙間がない場合は、スタンド型という置くタイプのものを購入してください。クランプ式に比べると可動範囲が限られたることとスタンドが机で少し邪魔になることがデメリットです。
パームレスト、リストレスト
最後はパームレスト、リストレストです。パームは手のひらで、リストは手首です。ノートパソコンの場合、手のひらは、タッチパネルの両サイドに置くことが多いので、リストレストを使うことが多いと思います。
使う効果は、手首の負担軽減です。タイピングの量が多い方で、かつ手首が柔らかい人は腱鞘炎になりやすく、そこから肩こりや体調不良になる場合もあります。リストレストをつかうことで、手首への負担が軽減されるので、使い慣れると手放せなくなるそうです。
素材としてウレタンやジェルが多いですが、木製や畳製のものもあります。ゴム脚で高さ調整ができるいいものもありますが、普通は調整ができないので、キーボードの高さを確認してからほどよい高さのものを選んでください。
パームリストはマウスの場合にマウスパッドとセットで提供されていることが多いです。CADのようにマウスを多用する方にはお勧めです。こちらも慣れると必須という人がいるくらいです。
いずれのものも長時間使用に対応するためですが、定期的に手首のマッサージをすることも大切です。体を大切にしてください。