パソコンの選び方2020【テレワーク】(その8)

今回もテレワークが増えたことで購入を考えている人向けにパソコンの選び方についてお話しします。

前回に引き続き、周辺機器のお話しをします。前回はバックアップとプリンターの話をしました。今回は持ち運び用のノートパソコンをメインに使っている方へあるといい周辺機器についてお話しします。

(8) 周辺機器(その3)

ノートパソコンは携帯性に優れています。最近は性能も上がってきており、少し古いデスクトップパソコンより高性能な場合も増えてきています。持ち運びもできるし、たためば、場所も取りません。さらに、バッテリー標準搭載なので、急な停電にも安心です。テレワークでは最初の1台として人気です。

しかし、携帯性ゆえに犠牲にしているものがいくつかあります。1つは画面サイズです。携帯型のノートパソコンであれば、14インチぐらいまでが限界でしょう。ノートパソコンの中には17インチという画面サイズのものも販売されていますが、重量や大きさ的に携帯性は失われています。それでも17インチなので、最近のデスクトップパソコンとセットで購入しているディスプレイに比べると小さくなります。

そこでお勧めするのが外付けのディスプレイです。おうちやリモートオフィスで場所を確保できるのであれば、24インチから27インチのディスプレイがあると作業性は格段にあがります。

価格的にはディスプレイは22インチから24インチサイズがお手頃価格なのですが、A3のCAD図面を原寸大で見ながら、ツールバーやプロパティのサブウィンドウを出したいとなると27インチが望ましいです。24インチでも少し縮小すれば見れます。最近は2万円を切る価格での販売されています。

もう一つはキーボードです。大きめのノートパソコンにはテンキーがついていますが、小さめのにはありません。また、キーピッチと呼ばれるキーとキーの間隔も狭いので、文書作成などでは負担がかかります。細かいことを言うとキーストロークといって、キーを押し下げた時の深さもノートパソコンは浅く、誤入力しやすいと言われています。

そこで利用するのがワイヤレスキーボードとマウスです。これがあれば、使いたいときに認識させるだけでデスクトップと同じ環境で入力作業ができます。ノートパソコンであれば、Bluetooth接続ができる場合が多いので、そちらを利用すれば、ノートパソコンのUSBポート等をつぶさずに使うことができます。

この時によく質問を受けるのですが、Bluetooth対応のキーボードとBluetooth対応のマウスは同時に使うことができます。マウスは携帯時でももっていると作業性があがるので、お持ちの方は多いのですが、キーボードまではさすがにもっていなくて同時に接続できるか不安な方がいるようです。マウスとキーボードは同時接続で両方ワイヤレスで使えるのでご安心ください。

未使用時にこまめにキーボードとマウスの電源をオフしておけば年単位で長持ちしますが、作業が苦手な方は有線でもOKです。ただし、ノートパソコンのUSBポートは少なかったり形状が特殊だったりするので注意してください。

ワイヤレスキーボードとマウス、ディスプレイが外付けになるとノートパソコン本体自体は折りたたんで、立てかけることでスリム型デスクトップパソコンのような使い方ができます。「ノートパソコン スタンド 縦置き」で検索すると数千円で購入できるものを探せます。ノートパソコン+少しの場所で快適な作業環境をつくることができます。

もちろん、さらに作業スペースがあれば、大型ディスプレイ側をメインディスプレイにして、ノートパソコン側をサブディスプレイとして使う2画面での作業がお勧めです。こちらの場合は「ノートパソコン スタンド」で高さ調整のできるスタンドがあると目線を大型ディスプレイと合わせることができ、目の負担が減ります。

携帯性を確保しながら、長時間作業では快適な画面と入力を実現するために大型ディスプレイとワイヤレスキーボード・マウスは予算が許せばぜひご検討ください。ついでにスタンドもあると便利ですよ。(購入方法によってはスタンドはポイントで買えそうです!)

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