施工管理アプリ・サービス(その2)

今回も、施工管理ソフト・サービスについて、お話します。

前回の最後に現業と内業を分けて考えて、現業の支援に絞った形が望ましいと思います。と記載しましたが、少し言葉足らずだったので補足します。

サービス選択のポイント

実際はデータの準備や加工は内業(事務所)で行い、現業(現場)で、撮影や測定、確認を行うので、両方の作業がないわけではありません。多機能すぎて使いこなせていないとの声も聞くので、主たる支援対象を現場業務、つまり、撮影や測定、確認が行いやすいものを意識するとサービスの選択をしやすいということです。

使いこなせてくれば、原価管理や出来高管理といったお金関係、工程管理や安全管理といったものに広げていくといいです。

もちろん、リフォーム等でよくある営工一貫(営業担当が工事担当も兼ねる)タイプの工務店であれば、営業の受注管理や規模の小さい複数工事の現場管理も必要になってくると思います。それぞれの現場ニーズに応じた選定をしてください。

サービスの料金体系

さて、今回は少しサービスの料金体系にも触れておきます。まずは固定定額制です。といっても人数制限があったり、機能が限定されている場合もあります。保存容量を増やすと有料になるといった場合もあります。

次は月額定額制です。月額いくらで利用するタイプでこのタイプが一番多いと思います。ある人数までいくらといった形です。中には人数に制限がないのもありますので、利用者数によってはありがたいですね。また、小規模、中規模、大規模といった利用人数を大枠で区切ったり、低機能、中機能、高機能といった形で機能内容で区切ったりした料金体系になっており、組合せで料金が決まるものもあります。

最後がID課金従量制です。一人いくらというタイプです。人数に応じて増やしたり減らしたりできるので、徐々に利用者数を増やしたい場合や人数が増減する場合はいいと思います。ただし、最低利用人数があるものもあるので注意してください。

初期費用とトータルコスト

あと、どのサービスにも共通なのは初期費用が発生するものもあるということです。もちろん、無料のものもありますが、月額が安いと思ったら、初期費用が数十万だったという例もあります。3年から5年を目安にトータルコストを算出して検討することをお勧めします。ずっと使い続けるというより、3年から5年ぐらいで自社のITスキルや周りの利用状況を踏まえて見直しをすることが必要だからです。

◆クラフタ
https://crafta.site/

利用料金が完全無料のアプリです。広告収入で運営しているとのことで金額で導入に躊躇している企業にはありがたいですね。メッセージ、写真管理、情報共有と小規模な企業に向いています。

◆現場クラウドConne
https://conne.genbasupport.com/

基本機能は5名まで無料です。1名のパーソナルプランもあるので、一人親方でもスタート可能です。メッセージ、ファイル共有、スケジュール管理、案件管理(進捗把握)ができます。

◆現場PLUS
https://www.kensetsu-cloud.jp/genbaplus/

初期費用1万円+月額1万円で60名まで利用できるサービスです。工程表、掲示板・トーク、写真・図面・書類共有、工程チェック、入退場管理ができます。工程表は現場単位だけでなく担当者単位でもできるのはいいです。施主さん向けの公開画面もあるので、注文住宅の建設企業はいいと思います。

◆HOUSE GATE
https://housegate.jp/

3名までで月額1350円のミニプランから40人以上のプロプランまで、人数別に4タイプあります。案件管理、写真・書類共有、カレンダー、チャット機能が標準機能です。

◆Photoruction
https://www.photoruction.com/

工事写真、電子黒板、図面閲覧、工程表、書類作成、タスク管理と多機能です。オプションでBIMモデルの閲覧までできます。規模の大きい現場で使えるサービスです。

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