パソコンの選び方2019

今回は久しぶりにパソコンの選び方を紹介します。前回は2014年ですので実に5年ぶりです。

前回はタッチパネル、Windows8.1とお勧めハードウェアについてお話ししました。今回もトピックス的なものを紹介しつつ、何回かに分けて新しいパソコン事情をお話しします。

1.Wi-Fi6とBluetooth5.0

まずは、パソコンに関する無線通信についてお話しします。無線通信について、大きく2つに分かれます。いわゆる近距離での無線通信であるWi-FiとBluetooth、もう一つは携帯電話の通信であるLTEです。それぞれの違いはいろいろありますが、基本的には通信距離が違います。

・LTE:数十キロ以下
・Wi-Fi:100m以下(できれば数十m以下)
・Bluetooth:10m以下(できれば数m以下)

といった感じです。ノートブックタイプはもちろん、デスクトップタイプでも小型なものは無線がつくものが増えてきました。ただし、LTE内蔵はまだまだ少数なので、残りの2つを少し紹介します。

一つ目はWi-Fiです。無線LANの規格です。パソコン間でのデータのやりとりやルーターを介して、インターネットに接続する際に使う規格です。

以前と比べて通信スピードが向上したため、事務所でも無線LANの環境でネット環境を構築している例が増えてきました。有線ケーブルだと配線も大変ですし集線装置であるHUBの設置もあり、管理が大変だからです。

種類は基本的にスピードで切り替わります。以前はIEEEの正式名称をそのまま使い、803.11nとか802.11acと呼ばれていました。実際は803.を省略して11n,11acと表記していることが多いです。

ただし、最近これはちょっと呼びづらいよねということから下記のような名称になりました。

803.11n  ⇒ Wi-Fi4
803.11ac ⇒ Wi-Fi5
803.11ax ⇒ Wi-Fi6

表題のWi-Fi6は最新規格ですが、2019年2月現在でやっと親機が出始めて、スマホもAndroidから対応し始めた状態なので、普及まではもう少し時間がかかると思います。ただし、スピードもさることながら安定度も増したということなので、早期普及を期待したいです。現状はまだ普及していないので、すぐに購入する場合はWi-Fi5(11ac)内臓を選ぶようにしてください。

二つ目は近距離無線通信規格であるBluetoothです。これはパソコン間という周辺機器との通信に使われます。キーボードやマウス、バーコードリーダーやヘッドフォンといった機器が接続できます。

こちらの規格は正式にはIEEE803.15.1がスタートですが、Bluetoothで定借しています。現在バージョンは5.0で規格は2016年に発表されていますが、普及はスマホ中心で、パソコンはまだこの前の規格である4.2が多いようです。理由はこの通信が近距離での通信に限定されている分、消費電力が少ないのでスマートフォンのようなバッテリーの小さい環境での利用に適しているからです。

とはいえ無線キーボードやマウスは一度使い始めると有線キーボードには戻りたくなるほど快適です。(線がないと簡単にキーボードが移動できるので片付けが楽ですし何より絡まない!)

LANケーブルがなくなって、キーボードやマウスのケーブルがなくなるとデスクトップ型でもディスプレイと電源だけが有線なのでスッキリです。ノート型はもともとディスプレイ、キーボードは一体なので、マウスだけですが、それでもないのはいいですよ。

ということで購入の際にWi-FiとBluetoothのチェックを忘れずに!

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