Webフォントはご存知ですか?まだ、あまり聞きなれない言葉かもしれません。
従来、Webサイトでの文字は、パソコンやスマホにあらかじめ入っているOS(基本ソフト)のフォントを使って表示されていました。つまり、OSが異なるとフォントの表示が異なり、制作側の意図と違うイメージになっていることがありました。
また、明朝体とゴシック体が1種類ずつで、変化のあるフォントを表現することはできず、どうしても使いたい場合は画像に変換して使うしかありませんでした。
CSS3が登場してから、フォントをサーバーに置くことで、どの端末でも同じフォントで見せることが可能になりました。しかし、日本語フォントは文字数が多く、データ量が多いため、表示速度低下の懸念からなかなか普及していません。
とはいえ、2014年10月にGoogleが提供するGoogle Web Fontsに日本語が出てから少しずつ変わってきています。有償なものは結構出ていますので今後に期待したいです。
◆Noto Sans Japanese
https://www.google.com/get/noto/
私がWebフォントを知るきっかけになったフォントです。リンク先の通り、Googleから提供されています。英語は2010年からリリースされています。Notoは、No Tofu という意味でパソコン等でうまく表示されない文字が白い四角形で表示されることから豆腐と呼んでおり、豆腐をなくすからNo Tofu になったそうです。
◆「みんなの文字」WEB フォント
https://minmoji.ucda.jp/pages/webfont/
ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会と書体メーカーのイワタ、電通で共同開発したフォントです。ユーザー登録が必要ですが、無料で利用できます。
◆無料日本語webフォントJapanSans
http://webfontfan.com/japansans/
大谷秀映氏とカトウマサシ氏が提供するWebフォントです。幅を変えたフォントで印象を変えたいときにはいいと思います。
◆M+ WEB FONTS
http://mplus-fonts.osdn.jp/index.html
森下浩司氏によってデザインされている完全に自由(商用可能だけでなく、複製、再配布もOK)なフォントです。
◆Type Square
http://typesquare.com/
書体メーカーで有名なモリサワが提供するWebフォントです。1書体1ドメインで月1万PVまでなら無料で使えます。書体の種類はたくさんあり、明朝体や楷書体まで選べるのは驚きです。