電子契約サービス

今回は電子契約サービスについてご紹介します。

電子契約はご存知ですか。その名の通り、電子的に契約を交わす方法です。長らく紙でしかだめだった契約でしたが、電子署名法や電子帳簿保存法、e-文書法等の法律の整備により特定の手続きを取ることで電子的行うことが可能になりました。

建設業界は契約書類が多い業界です。現場ごとの契約のことを考えるとメリットは他の業界大きいと思いますが、大きな問題が2つあります。1つは電子的な操作つまりパソコンをある程度使えるようになる必要があること。もう一つは相手も同じように電子契約をできるようにしてもらう必要があるということです。

サービスによっては、受信者側はサービスに登録しなくてもいい場合もありますが、パソコンが苦手な方にはちょっとハードルが高いかもしれません。しかし、電子入札、電子納品をやれている企業であれば、十分に対応可能だと判断します。一度ご検討してみてはいかがでしょうか?

◆CECTRUST電子契約サービス
http://www.construction-ec.com/cectrust/index.html

ゼネコン大手5社(当初は4社)とNTTデータが中心となって作っているコンストラクション・イーシー・ドットコムの契約サービスです。大手では、既に電子調達でこのサービスを利用しているので、ゼネコンとお取引している企業ではたぶん一番有名なサービスでしょう。2002年からサービスを開始している老舗です。

◆クラウドサイン
https://www.cloudsign.jp/

弁護士が中心となって作った弁護士ドットコムが運営しているサービスです。2015年からのサービス開始ですが、手軽さと弁護士という安心感からあっという間に2万社が導入している最近注目のサービスです。無料で体験できます。

◆Agree
https://www.gmo-agree.com/

様々なWebサービスを提供しているGMOグループが運営しているサービスです。2015年からサービス開始でAPIを提供しているので社内の管理システムとの連動もできるようです。こちらも無料で体験できます。

◆Cloud Contract
https://cloudcontract.jp/

日本初のブロックチェーンを使った電子契約サービスを提供しています。2017年からスタートですが、今後は要注目です。

◆Adobe Sign
https://acrobat.adobe.com/jp/ja/sign.html

電子書類の代表格であるPDFの大元であるアドビが提供する電子署名サービスです。値段はそこそこしますが、世界標準で多くのソフトと連動できるのも特徴です。

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