生成AI

今回は最近話題の「生成AI」に関するサービスを紹介します。

最近あらゆるメディアで「chatGPT」の話を聞くようになりました。性能が一つ抜けているのもありますが、有名人の利用者による口コミが大きく影響しているような気もします。AIが本格的に普及する兆しを感じます。

生成AIとは

このようなAIを「生成AI」と呼びます。「ジェネレーティブAI」と呼ぶこともあります。「chatGPT」で有名になったテキスト生成だけでなく、画像や音声を生成するものもあります。無料で使えるWebサービスも増えてきており、ソフトをインストールするタイプも動作環境があまり高価なものでもなくなってきているなど利用しやすい状況になってきたと思います。

とはいえ、こっちの想いをくみ取って、勝手に作るわけではありません。想いを言葉にして、適切にAIに伝える必要があります。プロンプトと呼ばれるユーザーが入力する指示や質問をAIに効率よく伝えるための技術が不可欠になります。

指示が意外と大変

AIに指示をする際に、自分の立場やその質問の背景、伝えたい相手の立場や状態、その他制約条件を理解しやすいような文章にして伝える技術です。簡単なようですが、いざやってみると意外と言葉にするのが難しいことがわかります。

特にテキストから画像への変換は、その画像生成の対象だけでなく、背景となる風景の情報や季節、時間帯のような情報も必要な場合があります。人を生成する場合は年齢や性別、服装や容姿の情報もより自分が求めている画像にしたい場合は細かく指定する必要があるのです。AIによっては決まり文句のような言葉もあるので、それらを組み合わせることで画像生成が実現します。

このような技術のことをプロンプトエンジニアリングといい、この技術をもった人をプロンプトエンジニアと呼びます。最近特にニーズが高まってきている職業だといわれています。

「なんか難しそうだな」と思われる方もいるかもしれませんが、最初は簡単な文章を書くことから初めて、いろいろな文章を試すといいと思います。まずは体験してみてください。今回はテキスト系生成AIを紹介します。

◆Bing
https://www.microsoft.com/ja-jp/bing

マイクロソフトが提供する検索エンジンですが、チャット機能をchatGPTの最新モデルであるGPT-4を利用していることから急速に人気が出てきています。登録も不要なので簡単に体験できます。

◆Google Bard
https://bard.google.com/?hl=ja

Googleが提供するテキストの生成AIです。まだ、chatGPTより精度が低いとの話も出ていますが、質問内容によってはこちらのほうが好みという方もいます。無料で試せます。

◆Perplexity.AI
https://www.perplexity.ai/

2022年12月に公開されたサービスで、最新の情報を使って、回答を生成することや利用した情報をリンクで表示していくれるので、検証がとても楽なサービスです。登録不要ですぐ使えます。

◆AIチャットくん
https://page.line.me/295aqhjz

LINEで利用できるchatGPTです。友達登録だけで1日5回までのメッセージが無料で利用できます。chatGPTをちょっと試したいなという方にはお勧めです。

◆Microsoft 365 Copilot
https://adoption.microsoft.com/ja-jp/copilot/

まだサービスが始まっていませんが、マイクロソフトオフィスと連携して使えるサービスです。有償なので誰にでもお勧めはできませんが、期待しているサービスです。

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