社内Wikiツール

今回は、社内での知識を収集し、情報共有するための仕組みの一つとして社内Wikiツールを紹介します。

Wikiとは

Wikipediaはご存知ですよね。世界中のボランティアの共同作業によって執筆及び作成されるフリーの多言語インターネット百科事典です。

情報の信頼性や公平性は保証されていないものの多くの人の検証も行われており、知らない言葉を探すための第一歩として利用されていることは言うまでもありません。

このWikipediaはネット上でウェブページを編集することができるWikiと百科事典のEncyclopediaから作られた造語です。今回はこの機能側のWikiを利用したサービスを紹介します。

改めてWikiとはブラウザ(閲覧ソフト)で、特定のWebサイト上にあるページを追加・修正・削除といった編集できるシステムのことを示します。

社内での情報共有(ストック型)

社内での情報共有として、イントラネットによる情報共有サイトを構築することがありますが、なかなか準備が大変です。WordPressのようなCMSツールを社内向けに構築できれば、結構便利ですが、最初は技術が少し必要です。

ビジネスチャットツールで情報共有を行うこともありますが、情報が流れていき、最新は見れるもののまとめという意味では少し不便です。ファイル共有はNASやオンラインストレージを使うことで比較的簡単にできますが、ファイルを開くという手間があるうえにファイル全体を検索しようとすると一手間かかるので、その点をネックに感じる人も少なくありません。

Wikiは、Wikipediaのようにテキストベースに始めることができますが、画像やサービスによっては動画も入れることができます。章節項に分けることで、体系的なマニュアル作成もできますし、メモ書きをみんなで書き足して、1ページでブレーンストーミング的な使い方もできます。

自分でウィキペディアというと抵抗があるかもしれませんが、まずはお試しから始めてみましょう。

◆Notion
https://www.notion.so/ja-jp/product

米国のメモアプリケーション及びサービスです。日本語版もあるので安心です。トップページにWikiと書かれているように社内Wikiのサービスとして有名です。個人では無料で使えますのでまずはお試しください。

◆Confluence
https://www.atlassian.com/ja/software/confluence

プロジェクト管理のTrelloやJiraで有名なATLASSIANの提供するサービスです。企業向けWikiサービスとして有名で、こちらは10名までの無料プランがあるので、小規模チームで始めたい場合はお勧めします。

◆Kibela
https://kibe.la/

日本のBitJourneyが提供する情報共有ツールです。ITリテラシーを問わないシンプルな設計が売りで使い勝手はよさそうです。5名までは無料で使えます。

◆Scrapbox
https://scrapbox.io/

日本のHelpfeelが提供するチームのための共有ノートサービスです。東京大学でも紹介されていました。個人や非営利であれば、無料で人数無制限で使えます。

◆Lark
https://www.larksuite.com/ja_jp/

社内Wikiというよりは多機能なコラボレーションツールです。その中に社内Wiki機能があります。こちらは何と50名まで無料で使うことができます。ありがたいです。

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