さて、今、日本で一番使われているだろうコミュニケーションツールといえばLINEだと思います。
2016年1月時点で6800万人以上が利用しており、毎日利用しているユーザーの比率が70.8%に上っている状態です。少し昔なら「チャットなんて古い」と思われていたことを考えるとLINEのすごさを改めて感じます。機能としてでなく、サービスとしてより利用者に寄り添った結果だと思います。
1体1での対話はもちろん、グループでの会話も議事録がそのまま作成される感じなのと後から見直せば、発言を聞き損ねたといったことがないのも魅力的です。
さて、このようなツールがビジネスで使われないわけがありません。ただし、既読表示機能とスタンプ機能は企業風土によっては受け入れにくい部分もあるようです。また、アクセス制限も含めた管理やセキュリティがより必要な場合もあります。
そんなニーズにこたえて登場したのがビジネスチャットサービスです。LINEの特徴であるプッシュ通知によるリアルタイム性と既読・未読による現状把握、複数人で会話できるグループチャットを基本機能として管理機能等のビジネス向けの機能も持っています。
◆Slack
https://slack.com/
2013年8月に公開され、IT企業を中心に使われているチャットサービスです。残念ながら英語版のみなので、不得手な方には敬遠されがちですが、他のWebサービスとの連動もできるので英語ができる企業にはお勧めです。
◆chatwork
http://www.chatwork.com/ja/
2011年3月に提供されたサービスです。ユーザー管理は有償のビジネスプランを利用する必要がありますが、無償でも基本機能の大半は使えます。2016/4/4にデスクトップ版もでました。
◆Sync
https://www.wantedly.com/sync
ソーシャルリクルーティングサービスを提供しているWantedlyが提供しているサービスです。こちらも日本語です。2015年4月に連絡先管理ツールとして提供され、2016年1月からチャットアプリとしてリリースされました。法人向けも登録は必要ですが、無料提供になっています。
◆TypeTalk
https://www.typetalk.in/ja/
2014年2月に正式リリースされたサービスです。人数は10人までですが無料でも使えることができます。他のサービスとの連携もできるので拡張性は高いようです。
◆HipChat
https://ja.atlassian.com/software/hipchat
オーストラリア企業が提供するサービスです。2010年1月から提供を開始しています。日本語の紹介ページはありますが、サービス自体は英語です。日本語にも対応しているようですが、残念ながら確認できませんでした。