前回に引き続き、日報のWebサービス・アプリについて紹介します。
前回は日報を始めるのであれば、1行報告からという話をしましたが、続けるためにはそれだけではダメです。続けるためには2つのポイントがあります。
1つめのポイントは目的を浸透させることです。現場の状況を把握したいからであれば、文章より写真を共有することのほうが有効です。ただし、進捗を把握したいから現場状況写真を送るのか、安全や品質を確認したいから、関連工程や出来形の写真を送るのかでは内容は大きく変わります。できるだけ具体的で送り手がはっきりと送る内容を意識できる目的にしてください。
きちんと目的を伝えないと送る側と受ける側のギャップがなくならず結果的に一生懸命作るのに誰も見ない無駄な日報が作成されることになります。
2つめのポイントは双方向であることです。毎回である必要がありませんが、受ける側は最低でも週に1回は、何らかのコメントを送り側に返しましょう。時には送り手側からこんな情報がよかったとか、こういうふうに送ってもらえると助かるといった情報を発信することもいいでしょう。送り手が「誰かの役に立っているんだ」という想いをいだけないと日報に本当にほしい情報が掲載されてきません。
◆IEYASU 日報管理
https://nippo.ieyasu.co/
無料で利用できる日報管理サービスです。基本的な機能だけですがちょっと始めたいという人にはいいと思います。
◆営業日報 MarkII
http://www.sales-report.jp/
タイトルは営業日報ですが、機能的にはグループウェアです。多機能ですが、日報を中心に基本的な機能は押さえていると思います。月5000円からですが、30日間のお試しがあります。
◆BeWorks
http://beworks.net/
日報+グループウェアのサービスです。イラストが特徴的で思わず見てしまいます。日報よりもグループウェアの要素が強そうです。オンラインデモでどんなことができるのか視覚的にわかるのでそこから見てください。30日間の試用版もあります。
◆nanoty
http://www.nanotybp.jp/
日報を起点としていますがかなり多機能なサービスです。いいねやがんばれといったリアクションや未読・既読の確認機能、動画の埋込にも対応しています。無料はありませんが14日間のおためしがあります。
◆Field Plus
http://www.fieldplus.net/
報告書を中心とした日報サービスです。自社にあった報告書を作成できるので必要なものに絞ったり、リスト選択にして容易に入力できるようにしたりといったことができます。写真も添付できるので現場管理でも使えそうです。多機能な分お値段が少し高いです。