今回は、Cisco 同様、日本や個人では認知度が少し低いですが、海外や大手企業ではよくご存じのオンラインストレージboxについてお話します。
boxはDropboxやGoogleドライブと同様のオンラインストレージサービスです。世界では10万社以上の企業が利用しており、大手企業では7割の企業が利用しているとのお話もあるサービスです。
企業に人気の理由はセキュリティの高さです。例えば、共有フォルダは、IDとパスワードだけでなく、SMSによる二段階認証になっています。FedRAMPというアメリカのクラウドセキュリティ認証もいち早く準拠したなど、セキュリティ対策に熱心です。
また、共有対象のファイルに対して、コメントやタスク付与ができるなど、複数の人が共同作業を行うためのビジネス向けとしてはとても便利な機能もついています。有償プランになりますが、容量無制限というにも魅力の1つのようです。
BoxDriveとBoxSyncというデスクトップアプリもあります。前者は、ローカルドライブとクラウドドライブの同期をとるのではなく、あくまでboxにはいっているファイルを検索して、一時的にダウンロードするといったものです。ネットワーク環境が重要になりますが、ビジネス向けという点ではローカルドライブの容量を圧迫しない仕様のほうがいいように感じます。後者は同期するためのアプリです。ただし、100GBまでの容量制限があるのと現在はBoxDriveを推奨しているので、あまりお勧めはしません。
他のクラウドサービスとの連携も魅力の一つです。slackやzoomといった、ファイル共有があると便利なサービスとも連携できます。zoomの会議録画ファイルをboxに保存して、slackで共有して参加していない人に後から見てもらうといった使い方もできます。
もちろん、個人の無料プランもあります。その容量はなんと10GBです。他のオンラインストレージサービスの無料枠をいうとGoogleドライブが15GB(ただし、GMail、Googleフォトと共有)、OneDrive が5GB、Dropbox は2GBなので、すごくありがたいですね。
オンラインストレージサービスの中でセキュリティ対策をしっかりしたいとか、共同作業が多いときのコメント等で苦労されている方はお試しください。
◆box
https://www.box.com/ja-jp/home
boxの公式サイトです。登録は右上のサインアップからできます。少し詳しい説明は、サポートメニューの中のサポートをクリックした後、その中にあるサポートメニューのboxの使い方に記載されています。
◆Boxsquare
https://www.boxsquare.jp/
運営会社はリードプラス社ですが、公式サイトと連動しているので、boxのサポートサイトだと思います。資料ダウンロードは登録が必要ですが、わかりやすい資料が多いので、手元でゆっくり読みたい方はこちらをお勧めします。
◆なぜbox(ボックス)は法人から人気があるのか?
https://kigyolog.com/tool.php?id=75
SaaSの比較サイトであるSaaSLogのbox紹介ページです。機能概要から簡単な使い方まで1ページで見ることができるので、時間がない方はこちらをどうぞ
◆Box 大塚商会
https://www.otsuka-shokai.co.jp/products/box/
大塚商会のbox紹介ページです。リンク先も含めて、図がわかりやすいので、文字だけだとちょっとという方にはお勧めします。
◆まずはここから!Box利用ガイド
https://www.lrm.jp/box/useful/setting/tips/
boxの販売代理店のLRM社の使い方ページです。ファイルの保存や共有方法など画面コピーつきで丁寧に説明してあります。なお、ざっと機能を知りたい方はメインメニューのBoxの特徴や機能一覧を選んで、見てください。
◆クラウドストレージのBoxの特徴や使い方とは?
https://www.stock-app.info/media/?p=15197
Stockというクラウドサービスを提供している企業のbox紹介ページです。こちらも画面コピー付きでわかりやすい説明がついています。途中にある企業での導入事例もリンク先で読めます。