ビジネスチャットサービス(その2)

前回に引き続き、ビジネスチャットサービスについて紹介します。

ビジネスチャットの一番有効な環境はやはり、リモートワークと呼ばれる働く場所を限定しない働き方でのコミュニケーションとして利用することだと思います。

まだまだ日本では普及しているとはいいがたいですが、育児や介護といった事情がなくても、満員電車の通勤や渋滞ありの車通勤のない職場というのは魅力的だと思います。

もちろん、地方と都会といった距離感をなくせるような働き方を実現できるのも魅力です。設備産業では実現は難しいですが、その産業でも一部の業務だけなら実現の可能性はあります。

「一億総活躍社会」で子育て支援の実現に保育士の給与改善や介護関係の環境改善の話が出ていますが、できれば、子供や親を預けることなくできる職場環境の実現も重要ではないでしょうか?

ビジネスチャットツールはその環境実現の一端を担う重要なツールです。まだまだ、「隣にいる臨場感」まで実現するのには時間がかかると思いますが、ITがもう少し先に進めば、VR(仮想現実)で隣に人がいるように感じ、さらにはMR(複合現実)で可能になる業務も広がります。

実際、絶対にその場にいないと無理だと思っている工事現場での作業でも災害対策用や深礎掘削用の重機を遠隔操作している姿を見ているとこれが進めば、危険作業を危険な場所で行うことが減るのではないかと実感していました。第4次産業革命と呼ばれている姿もその一つです。

少し脱線しましたが、働きたい人が働ける環境づくりの一つとしてこのツールを見ていただけると幸いです。

◆Skype
https://www.skype.com/ja/

インターネット電話サービスとして有名ですが、チャットやファイル転送、画面共有など電話機能以外も充実しています。なによりマイクロソフトが買収した結果、Windows10に標準搭載されているのが魅力的です。ビジネスチャットツールとしては Skype for Businessのほうになりますが、管理・セキュリティ部分があまり重要でなければ、Skypeでも充分使えると思います。

◆Googleハングアウト
https://hangouts.google.com/?hl=ja

グループチャットや画面共有、ビデオ電話といった機能がついたGoogleのサービスです。リモートデスクトップ機能を使って相手の画面操作ができるので、遠隔地のソフト指導なんかにも使えます。

◆co-meeting
http://www.co-meeting.com/ja/

会議にスポットを当てたツールです。ライブタイピングで一文字単位で参加者に伝わるというのも面白いです。ただし、タイピングが遅いとちょっと辛いかもしれません。ノートで議事録も作れるのもいいです。

◆idobata
https://idobata.io/ja/home

永和システムマネジメントが提供するサービスです。開発会社のサービスなので、システム開発向けの機能がついています。

◆V-CUBE Gate
https://jp.vcube.com/service/gate/

ビデオ会議サービスで有名なV-CUBEが提供するチャットツールです。フリープランもあるので気軽に始めることができます。

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