今回もクラウドファンディングについて紹介します。
前回も紹介したように資金提供者の見返り方法として「寄付型」「投資型」「購入型」の3つがあります。「購入型」が一番わかりやすく、人気が高いです。
購入者側としては今まで世の中になく、自分が欲しかった商品を手にしたいニーズと生産者側はこの機能ならばニッチだが、きっと欲しい人がいるだろうというシーズがマッチングできるのが魅力ですよね。
特に市場はあまり大きくないが一定の売上は期待できるかもしれないが、資金がないので最低限の生産費用を確保してから売りたいという人にはクラウドファンディングは有効です。もちろん、市場もある程度期待できるが、価格的に許容してもらえるのかといった市場調査的なものにも使っているようです。
最初のうちは、購入者側として、人気があるものや既に成立して受取が確実なものからお試しするのがいいと思います。確かに成立前なら魅力的な割引が選べますが、不成立の可能性もありますので、そのショックを考えると最初はお勧めしません。
また、注意してほしいのはオンラインショッピングのように成立すぐに生産というわけではありません。期限まで資金を募集後、一定期間を得て、出荷となりますので、今すぐほしいという方には向きません。このような方は既に成立からある程度経過して、販売サイトを立ち上げている商品をさがすようにしましょう。
最近は、新型コロナウイルスで資金難になっている飲食店のお食事券や旅館の宿泊券、交響楽団・アイドルのコンサートチケットといったものも出てきています。なお、コロナ対策については寄付型も増えてきているので、内容をよく確認してください。相手が明確であり、少額でもお礼メールがいただけるので、寄付型でももし知っているお店や団体があれば、検討してみてください。
今回は投資型、寄付型を中心に紹介します。
◆maneo
https://www.maneo.jp/
2008年からスタートの日本初の投資型クラウドファンディング、いわゆるソーシャルレンディングです。数万円からの少額投資も可能で半年程度の短期投資もできるようです。
◆SBIソーシャルレンディング
https://www.sbi-sociallending.jp/
総合金融グループのSBIが運営している投資型クラウドファンディングです。こちらも1万円から投資可能で、割と大きなファンドが多いようです。
◆OwnersBook
https://www.ownersbook.jp/
不動産投資に特化したクラウドファンディングです。不動産のプロが厳選した案件が掲載されており、1万円からでも始めることができますが、運用期間が長いようです。
◆Readyfor Charity
https://readyfor.jp/charity/
前回紹介のREADYFORの寄付型クラウドファンディングです。医療系や国際協力などが多いですが、地域活動の支援などもあります。
◆GoodMorning
https://camp-fire.jp/goodmorning
こちらも前回紹介したCAMPFIREの寄付型クラウドファンディングです。ソーシャルグッド(「社会」に対して良いインパクトを与える活動や製品、サービス)に特化したもので、2019年に分社化しました。