今回もWeb会議サービスのZoomについてお話します。
今回はZoomとそのほかのアプリやサービスの連携についてお話します。
いろいろなサービスと連携できるのですが、その中で私が個人的に使っていたり、気になったりしている連携を3つほど紹介します。
まずは基本のカレンダー連携です。GoogleカレンダーやOutlookカレンダーと連携させることができます。通常はZoomのスケジュール登録時にGoogleカレンダーに登録するのが基本ですが、専用のプラグインを導入するとGoogleやOutlook側からZoomの予約ができるようになります。スケジュールの空き時間を見ながら予約できるのは便利ですね。
次は発表者向けですが、バーチャル背景をアプリにして、その中に自分を映す方法です。一応ベータ版ですが、PowerPointだけは、Zoomサービスだけでも可能です。バーチャル背景側で設定するのではなく、画面共有側で設定するので注意してください。
他のソフト説明で自分を合成したいのであれば、mmhmmというソフトがあります。こちらを使うと自分がプロジェクターの前に立っているかのような動きができるので、見栄えがいいです。
最後は自動字幕です。ピンとこない方も多いと思いますが、Zoomでは画像の下に自分が記入した字幕を表示できる機能があります。しゃべるだけでなく、言葉で相手に意思を伝える機能です。専門用語とか同音異義語なんかのときは便利です。ただし、これ単体だと前回お話ししたチャット機能とそう変わりはありません。
この字幕機能に別のアプリを組み合わせることで、しゃべった内容をそのまま字幕として表示してくれるのです。ちなみにこの機能も英語ならばZoom単体でできるようですが、日本語はしばらくアプリとの連携でいくしかなさそうです。
アプリはUDトークというスマホアプリです。スマホと組み合わせるのでちょっと機材は増えますが、字幕が出ると相手に言葉でも伝えることができるので、相手の受信環境があまりよくない場合(周りがうるさいとか)でも伝えやすいです。ちなみにこのUDはユニバーサルデザインの略だそうです。ただし、無料版は業務での利用が禁止なので、本格的に利用される方は契約を検討してください。
なお、これ以外にCMでおなじみのポケトークヤAIGIJIROKUといったサービスも対応しています。UDトーク含めて翻訳機能がついているので海外の人との会話には便利そうです。
◆Zoom App Marketplace
https://marketplace.zoom.us/
英語ページですが、連携できるアプリの一覧があるページです。自分の使いたいアプリがあるかどうかを調べるには便利です。ざっと見るだけでもいろいろなことができるのがわかります。
◆Zoomと連携するとさらに便利になるアプリ5選
https://webmo.co.jp/cl2011a/
概要だけですが、どのような連携ができるのか5つのサービスとアプリについて紹介しています。最後のSnap Cameraは顔にメイク加工ができるというものですが、女性に人気があるようです。
◆ZoomとGoogleカレンダーの連携方法。
https://jp.vcube.com/zoom/knowhow/029
Zoom側からとGoogleカレンダー側の双方から連携させる方法が記載されています。ページの下のほうには他のサービスとの連携についても概要が記載されています。
◆mmhmmを使ってウェビナーやWebビデオの魅力を倍増させる方法 https://bindup.jp/camp/web/trend/28930
mmhmm(ンーフー)の機能や基本的な設定方法が記載されています。詳細はページの中ほどにあるクイックスタートガイドのリンクをクリックするとmmhmmのページに飛ぶので、そちらの下のほうの動画にビデオアプリとの連携があります。
◆ZOOMで自動字幕を出すには?
https://note.com/zacandred/n/naca3ba08e3d3#FZxGr
ZOOMとUDトークの連携方法が記載してあります。コピーしたAPIトークンをスマホにどうやって渡すかが少し大変そうですが、あとはそんなに難しくないと思います。