今回は日報のWebサービス・アプリについて紹介します。
働き方改革のキーとして、報連相をしっかり、できるだけ負担なく行えることがあります。報連相ができないと、作業報告書が複雑になったり、規則が多く増えたり、移動に時間をかけて有用でない勤務時間が常にあったりと働きづらい環境を作り出すからです。
建設業での現場はもちろん、営業のように社外にずっといる人が報告のためだけに帰社するのはもったいないです。もちろん、顔を合わせたコミュニケーションが不要だというわけではありません。あわさなくても済む報連相に時間をかけないで他の仕事をしましょうということです。
とはいえ、どんな形でどんなことから初めていいかわからない人もあるかもしれません。私がお勧めするのは日報から始めることです。企業の声の中に現場の様子をもっと知りたいとか悩み事を相談できる仕組みがあります。しかし、日頃のコミュニケーションが取れていない段階ではこの仕組みを作るのは難しいです。なのでまずは日報という形で少しずつ発信・受信ができるようにすることから始めてみることを提案しています。
Webサービスを利用するとスマホからでも発信できるので準備がほとんどいりません。紙のように紛失することもないですし、サービスによっては集計機能もついているので、作業の歩掛(特定の工事にかかる費用)をとることをできます。
始めるにあたって、難しく考えずに簡単な1行報告からスタートしてください。どうしても管理する側からはあれもこれも報告してほしいと思いますが、大抵続きません。継続が重要ですし、目標は相談しやすい環境づくりであれば、日報の内容そのものは二の次です。また、全面的に一斉にではなく、遠方の現場やどうしても帰社しづらい営業を行った場合のみ行うなど小さく始めて大きく育てることをお勧めしています。
◆houren.so
https://www.houren.so/
報連相をそのままサービス名にしている日報サービスです。写真を起点にして報告を行うので文章が苦手な方にも始めやすいサービスです。フリープランもあるので試行するのもすぐにできます。
◆クラウド日報nipo
https://nipo.sndbox.jp/
その名の通りの日報サービスです。5名までは無料でできますので小規模ならすぐに始めることができます。報告項目を増やしたり数値項目の集計ができたりとかなり便利です。
◆日報共有アプリ gamba!
http://www.getgamba.com/
アプリと書かれていますが、Webでも使えます。日報に開封確認もつくので上司が見たこともわかります。15日間の無料体験ができます。1人当たり800円/月です。
◆未来日報
http://www.mirairepo.net/
日報サービスです。アクションという形で報告を作っていきますが日付を未来にすることで先の予定を生成してくれるのでスケジュール管理的な使い方もできます。30日間のお試しがあります。
◆NICE営業物語Smart3
http://www.systems.nakashima.co.jp/dutiessolution/niceeigyoumonogatari/smart3/index.html
株式会社システムズナカシマが提供するアプリです。設備CADでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。営業支援ツールなので日報だけでないですが、かなり多機能なのに無料で使えるのが魅力です。